ソーシャルディスタンス+選手7人と感染対策をして試合に臨んだサッカーチーム、0対37で敗戦

「7人の選手に感謝している。そうでなければ試合放棄のために200ユーロの罰金を払わねばならなかった」

選手が新型コロナに感染するのを防ぐため、出場選手を7人に減らし、試合中もソーシャルディスタンスを守ったサッカーチームが0対37で敗北した。

ドイツの珍事を、ロイター通信など複数のメディアが報じた。

この作戦をとったのは、アマチュアサッカーチームの「SGリップドルフ/モルツェン II」。

対戦相手のチームに所属する選手が、別の試合で新型コロナの陽性者に接触したという情報が舞い込んだのが発端だったという。相手チームは検査の結果全員陰性だったというが、選手が感染するのを避けるために、出場選手を試合成立に必要な7人に減らしたうえ、試合中もソーシャルディスタンスを確保するようにしたという。

SGリップドルフ/モルツェン IIのリストウ会長はESPNに対し、「我々は試合を延期しようとしたが、相手がプレーしたがった。7人の選手に感謝している。そうでなければ試合放棄のために200ユーロ(約2万5000円)の罰金を払わねばならなかった」と語っている。

対戦相手は容赦しなかった。選手たちは相手からも2メートル以上離れ、ほぼ2分おきにゴールされるのを見守っていたという。

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