大坂なおみさん「“スポーツに政治を持ち込むな”が、かえって私を奮い立たせた」とツイート、反響広がる

大坂なおみさんは「そもそも全く政治的ではありません」とも語っています。
全米オープンの決勝戦を終え優勝した大坂なおみ選手(2020年9月12日)
全米オープンの決勝戦を終え優勝した大坂なおみ選手(2020年9月12日)
USA Today Sports / reuters

全米オープンで優勝したテニスの大坂なおみ選手が、自身のTwitterに「“スポーツに政治を持ち込むな”と私に言ってきた人たち(そもそも全く政治的ではない)が、かえって勝利へと奮い立たせてくれました」などと投稿し、反響が広がっている。

ツイートされたのは、9月16日午前5時ごろ(日本時間)。大坂さんは「“スポーツに政治を持ち込むな”と私に言ってきた人たち(そもそも全く政治的ではない)が、かえって勝利へと奮い立たせてくれました。私は、あなたのTVに可能な限り長く映り続けたいと思います」とツイートした。

All the people that were telling me to “keep politics out of sports”, (which it wasn’t political at all), really inspired me to win. You better believe I’m gonna try to be on your tv for as long as possible.

— NaomiOsaka大坂なおみ (@naomiosaka) September 15, 2020

「Black Lives Matterは政治的な主張ではなく、人権問題」

「あなたこそたくさんの人々を感化しています」

Twitterでは、大坂選手のコメントを支持する声が次々に上がっている。

大坂選手は、これまでにも人種差別に抗議するメッセージを繰り返し発信し続けてきた。

全米オープンでは、全7回の試合ごとに、黒人への人種差別や警察による暴力で犠牲になった人たちの名前を刻んだマスクを着用した

全米オープン前のウエスタン・アンド・サザン・オープンでは、黒人男性が背後から警察官に撃たれた事件に対する抗議として、試合の棄権を表明。大会の主催者側は「人種の不平等と社会的な不公正への抗議」を示すため、8月27日の全試合の延期を決定し、28日にトーナメントを再開した。 

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