自民党の臨時総務会が9月15日に開かれ、菅義偉・新総裁の元新たな役員人事が決まった。
二階俊博・幹事長は続投し、総務会長に佐藤勉氏、政務調査会長に下村博文氏、選挙対策委員長に山口泰明氏が選ばれた。
菅新総裁は15日午後、臨時の総務会を開き、党の役員人事を行った。
幹事長の二階氏と国会対策委員長の森山裕氏は続投。総務会長に佐藤氏、政務調査会長に下村氏、選挙対策委員長に山口氏が選ばれた。
また、組織運動本部長に小野寺五典氏、広報本部長に丸川珠代氏、幹事長代行に野田聖子氏が決まった。
総務会後の会見で、二階氏は「党一丸で新総裁を支えたい」などと話した。
菅新総裁と、二階幹事長・佐藤総務会長・下村政調会長・山口選対委員長の「4役」はいずれも男性で、5人の平均年齢は71.4歳だった。
参考:
菅義偉総裁(1948年12月6日生まれ 71歳)
二階俊博幹事長(1939年2月17日生まれ 81歳)
佐藤勉総務会長(1952年6月20日生まれ 68歳)
下村博文政調会長(1954年5月23日生まれ 66歳)
山口泰明選対委員長(1948年11月10日生まれ 71歳)
2020年に幕を閉じた安倍政権の看板の一つは「女性活躍」だった。しかし現在の菅義偉新内閣20人のうち女性はわずか2人。これは国会の男女比そのままだ。2021年には、菅政権下で初めての衆院選挙が行われる見通しだ。候補者の人数を男女均等にする努力を政党に義務付ける「候補者男女均等法」制定から初めての総選挙。政治の現場のジェンダーギャップは、どうすれば埋めることができるのだろうか。