大型で非常に強い台風10号は6日(日)9時の推定位置で、奄美大島の近海を北上していると見られます。
台風の外側に伸びる「アウターバンド」と呼ばれる活発な雨雲がすでに九州にかかりはじめ、9時までの1時間に鹿児島県錦江町・田代で32.5mmの激しい雨を観測、24時間雨量は宮崎県美郷町・神門で174.5mmに達しました。
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河川の氾濫に警戒 避難は風が強まる前に
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台風の接近に伴って、夕方から明日7日(月)朝にかけては台風周辺の発達した雨雲が九州を通過します。さらに台風に向かって吹き込む、非常に湿った空気の影響で、九州、四国、近畿、東海にかけての太平洋側の広域で雨が強まる見込みです。
明日7日(月)朝までに予想される24時間雨量は、九州や紀伊半島の多い所で300~500mmに達する予想となっています。比較的短い時間で大量の雨が降り、河川が急激に増水して氾濫を引き起こすおそれがあります。
川の水位が上昇を始める段階では、すでに風が強まって避難が難しいことが考えられます。ハザードマップなどで氾濫時に浸水が想定される地域では、早めに避難を行うようにしてください。また、急傾斜地では大規模な土砂災害に対しても厳重な警戒が必要です。
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