マイナンバーカードを持つ人が最大で1人5000円得をすることができる「マイナポイント」の還元が、9月1日から始まった。
マイナポイントを申し込めば、クレジットカードや「paypay」などのキャッシュレス決済、交通系ICカードで、最大5000円分のポイントをもらえる。
どうやったら利用できるのか、複雑な手続きを、わかりやすく解説する。
①まず、マイナンバーカードを申請しよう
「マイナポイント」は、各個人がマイナンバーカードを持っていることが前提だ。
マイナンバーカードを持っていない人は、まずは申請が必要だ。申請は住んでいる市区町村に対して行うが、交付まではおよそ1カ月かかる。
「今からだと間に合わないんじゃ...」と思っても、大丈夫。
ポイントがもらえるのは、【2020年9月1日から2021年の3月末】まで。この間にマイナンバーカードを申請して、「マイナポイント」を利用しよう。
マイナンバーカードの申請方法は、こちらのサイトから詳しく確認できるが、大まかな流れは以下の通り。
▼マイナンバーカードの申請方法
①マイナンバーを知らせるために郵送された「通知カード」の下についている「交付申請書」または「個人番号通知書」を持っているか確認する。持っていたら、スマホやパソコン、郵送で申請ができる。
②「交付申請書」などを持っていない場合は、住んでいる市区町村の窓口へ行って交付申請書を再発行しよう。
③おおむね1カ月で、マイナンバーカードの「交付通知書」が郵送される。受け取ったら、必要書類を揃えて市区町村の窓口へ行けば、マイナンバーカードを受け取れる。
※カードの申請か受け取り時に設定した「4桁の暗証番号」が、マイナポイントの予約に必要なため、必ず忘れないようにしておこう。
②「マイナポイント」を予約しよう
次のステップとして、「マイナポイント」を予約する必要がある。
予約にはスマートフォンアプリを使うのが便利そうだ。Androidの場合は、Google Playで「マイナポイント」アプリをインストール。iPhoneの場合は、App Storeで「マイナポイント」アプリをインストールしよう。(アプリへのリンク先はこちら)
アプリで、「4桁の暗証番号」を入力した後、マイナンバーカードの読み取りをする。
成功すると「マイキーID」が発行される。ここまでが「予約」作業だ。
③「マイナポイント」をどの決済サービスで使うか選ぼう
最後のステップが、マイナポイントを実際に使うための「申し込み」だ。
アプリから「予約」をした人は、そのまま「申し込み」手続きに入れる。
どの決済サービスでマイナポイントを使うか、申し込みのタイミングで選択して、紐づけることができる。申し込み方法はこちら。
決済サービスの一覧はここから確認できる。
PASMOやnanacoなどの電子マネー、メルペイ、au PAY、LINE Pay、楽天ペイ、PayPayなどのQRコード決済サービス、エポスカードや楽天カードなどのクレジットカード、そのほか各種プリペイドカードやデビットカードなど、多くのサービスがマイナポイントに対応している。
どの決済サービスでマイナポイントを使うか、申し込みのタイミングで選択しよう。
以上が、マイナポイントの手続きの流れだ。
ポイントが手に入るタイミングは「チャージしたとき」や「決済したとき」など、サービスによって異なる。
独自で「上乗せ」ポイント還元をしているサービスも
サービスによっては、独自にポイント還元を「上乗せ」しているものもある。
所定の最大5000円に追加して、さらに優待を受けられるので、後悔しないように比較・検討しよう。
たとえば、au PAYでは、マイナポイント還元額に対して、20%のau PAY残高を還元(上限1,000円相当)する。
LINE Payでは、9月9日から11月25日の間に申し込みをすれば、10%割引のクーポン(割引上限は1枚あたり2500円分)を2枚プレゼントされるという。
上乗せの比較などをしているウェブサイトもあるので、積極的に活用しよう。