2020年甲子園高校野球交流試合は8月16日、帯広農業対健大高崎の試合が行われ、帯広農業が4-1で甲子園の地で初勝利を掴んだ。
帯広農業が勝利すると、Twitterでは「帯広農業」が日本のトレンドに入り、祝福の声が寄せられた。
帯広農業は2回、2死満塁で谷口選手がライトへタイムリーヒットを放ち、2点を先制。
その後、健大高崎に1点を返されるも、続く3回には内野安打で出塁した佐伯選手が盗塁と悪送球で3塁に進み、4番前田選手のスクイズで1点を追加。さらに5回にも1点を追加し試合を決めた。
同校は元々、21世紀枠で春に行われる予定だった第92回選抜高校野球大会の出場が決まっていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で大会が中止に。
しかしこの夏、甲子園で開かれている高校野球交流試合に招待され、初めて甲子園の土を踏み、勝利を掴んだ。
ちなみに同校は、2019年に放送されたNHKの連続テレビ小説「なつぞら」に登場した学校のモデルとなったことで知られ、「農業科学科」「酪農科学科」などがあり、農業従事者を育てている。
ネット上では「なつぞらを思い出すなぁ」「初出場で強豪校に勝利!よかった!おめでとう」などと祝福の声があがった。
さらに同校は「なつぞら」だけでなく、卒業生である漫画家・荒川弘さんによる漫画「銀の匙 Silver Spoon」の舞台である「大蝦夷農業高等学校」のモデルにもなっている。
漫画に登場する「大蝦夷農業高等学校」は通称“エゾノー”と呼ばれているため、「エゾノー勝った!」「エゾノー、いや帯広農業おめでとう」などと祝福された。
NHKの朝ドラ、そして漫画ファン双方から祝福される記念すべき1勝となった。
【訂正 2020/8/17】OBである漫画家・荒川弘さん→卒業生である漫画家・荒川弘さんに訂正しました。