新型コロナウイルスの感染再拡大を受け、香港ディズニーランドは7月15日から再び休園すると公式サイトで発表した。
再休園の対応は地元政府から要請に応じるもので、声明では「予防策として政府と保健当局から要請があり、一時的に休業する」とした。
香港ディズニーランドは、新型コロナの感染拡大を受けて1月下旬から休業し、6月18日に営業を再開したばかりだった。
パークは休園するが、香港ディズニーランド・リゾートにあるホテルは感染対策を講じた上で営業を続ける。
香港政府は7月13日、新型コロナの新たな感染者は52人だったと発表していた。
海外のディズニーリゾートをめぐっては、アメリカ・フロリダ州オーランドにあるウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートが7月11日、一部で再開した。
再開したのは、同テーマパークの「マジック・キングダム」と「アニマル・キングダム」の2つ。
しかしフロリダ州では12日、新型コロナウイルスの新たな感染者数が1万5299人となり、州別の統計の1日あたりの最多感染者数を記録している。
この状況下での再開に対して、「楽観視しすぎだ」などと疑問や批判の声があがっていた。
東京ディズニーランド&シー、再び休業する可能性は?運営会社は否定はせず
日本でも東京都内で7月9日から12日まで4日連続で感染者数が200人を超えるなど、首都圏を中心に新型コロナウイルスの感染再拡大の兆しが見える。
西村康稔経済再生担当大臣は7月12日の記者会見で、東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県について、今後の状況次第では新型コロナ対策の特別措置法に基づく休業要請を求める考えを示している。
東京を含む首都圏から多くの人が訪れる東京ディズニーランド・シーは、未だ感染例の報告はないが、この状況を無視できないだろう。
運営会社のオリエンタルランドは2つのパークについて、国や自治体から出される方針に従う形で臨時休園の対応を取ってきた。
今後、首都圏での休業要請が出された場合はどのような対応になるのか。再び休園することになる可能性はあるのか。
ハフポスト日本版の取材に対して、オリエンタルランドの担当者は「休業要請が再び出された場合のパークの運営に関しましては、“総合的な判断”で対応致します。安全にパークを運営することを第一に考え、ご来園される皆さまや働くキャスト(従業員)の健康面も考慮し、感染者数の増加など外部環境についても引き続き注視しながら運営して参ります」と回答。
パークが再び休園となる可能性については「現時点では何も決まっておりません」としながらも、否定はしていない。