7月2日に関東上空で目撃された火球が、千葉県習志野市のマンションに落下した隕石だったとする分析結果を、国立科学博物館が13日に公表した。
国内では53番目の隕石で、今後「習志野隕石」として登録申請される予定だ。
国立科学博物館の発表によると、火球が観測されたのは7月2日の午前2時32分ころ。爆発音も聞こえたことから、ネットでも話題を呼んでいた。
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その後、千葉県習志野市のマンションで石のかけらが見つかり、地元の博物館に「隕石ではないか」と問い合わせが寄せられた。国立科学博物館が6日から調査を始めたところ、最近落下した隕石であることが確認されたという。
見つかった隕石は重さ63グラムと70グラムの2つの破片から構成され、綺麗に合わさる部分があることから、元は1つだったとみられる。今後、およそ1ヶ月かけて隕石の分類を特定したのち、「習志野隕石」として学会に登録申請をする予定だ。
国内で見つかった隕石はこれで53番目で、2018年の小牧隕石以来2年ぶり。