元テラハ・小林快さん、木村花さんの四十九日に想い寄せる。振り返る「一番の後悔」

“コスチューム事件”の後のやりとりや誹謗中傷についての考えも綴られた。

人気リアリティ番組「テラスハウス」に出演していた小林快さんが7月10日、ブログインスタグラム(動画)を更新し、木村花さんの死去から四十九日が経過したことを機に、花さんへの想いと自身の考えを明かした。

ブログでは、小林さんが文春オンラインで証言したいわゆる“コスチューム事件”の後のやりとりやメンタルヘルス・誹謗中傷についての考えなどが綴られた。

今一番伝えたい言葉
今一番伝えたい言葉
小林快さんのブログより

小林さんは「今一番伝えたい言葉」と題してブログを更新。

冒頭、ブログで発信した理由について「(木村花さんが亡くなった)5月23日から49日が経つ今、やっと自分の頭の中に小さい光が差しこみました。自分の頭の中も整理されて、みんなに伝えたい言葉が見つかりました」と木村花さんの死去から四十九日が経過し、考えが整理されたと説明した。

小林快さんが振り返る「一番の後悔」

木村さんの死去から2週間前、小林さんは木村さんと電話で話したと綴った。

さらに、それより前にも木村さんから電話があったが、その際には返信できなかったと告白。

これについて、「そのことは今一番の後悔かもしれない。もっと早くあのとき自分に連絡をしてくれた時に、返信してれば、はなは誰かの近くにいることを忘れてなかったのかな」と振り返った上で、「でも電話をくれたあの時、正直自分は悩んでた、というよりかは病んでた。周りが見えなくなり、生きている人全員を疑うようなマインドセットになっちゃってた」と自分自身も人間不信の状態に陥っていたと当時の状況を明かした。

「自分に本当に近い家族や友人だけを頼りに、乗り切った時期に電話に出れなかった自分がいる」とした上で、「はな、ごめんね。俺もはなに、その時頼ればよかった。もっと素直に自分の気持ちをぶつければよかった。でもできなかった。ごめんね」と花さんへ想いを寄せた。

 “コスチューム事件”の後のやりとり

小林さんは木村さんとの電話で、番組の第38話で小林さんが木村さんの使用するプロレスのコスチュームを誤って収縮させてしまいその後の対立関係が生じたとされる、いわゆる“コスチューム事件”について、「コスチュームのことについて話した。あの日のことについて話した」と言及。

「はなは自分の真相、あの時取った自分の態度について謝ってくれた」として、木村さんから謝罪されたことを明らかにした。

続けて、「あの時(番組上で)放った言葉は心の底からぶつけたい言葉じゃないってことを教えてくれた。あれははなの心の本質じゃないことに気づけたから。嬉しかった」とした。

「今の自分の一番進むべき道がわかってきた」

ブログでは終盤、「今の自分の一番進むべき道が少しずつわかってきた」と綴った小林さん。

「今は日本でもっとメンタルヘルスの鬱のケア, 誹謗中傷問題などの大切さをわかってもらえることだと思った」と続け、「もう誰にも自分の状況と一緒になってほしくないのが、はなの一番の思いだと思う」とした。 

小林さんは、日本のメンタルヘルスケアをめぐる現状についても指摘した。

「日本でのメンタルヘルスのケアは他の国に比べると多くの人が重視をしてないことにびっくりしている。重視をしないというよりかは、問題があるとわかっているけどそれを公に出さないし話さない。助けを求めることがなぜか、普通じゃないことになってきている、恥ずかしいことだと思っている」と自身の考えを綴った。

その上で、「自分は助けを必要としてる人と繋がり、自分の人生の大切さをわかってほしい。自分が思っているより、周りには優しい人がいることを知ってほしい」などと訴えた。

【※小林さんのブログ全文は、こちら

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