ローランド、歌舞伎町のホストクラブを閉店。「僕は何があっても絶対に諦めません」と再起を誓う

ホストたちに「THE CLUB」の閉店を告げたローランドさんは、「みんなを危険に晒すことはできないという経営者としての判断なので、みんなは責任を持って自分の関連会社で雇用することを約束します」と呼びかけた。
ローランドさん(2019年3月)
ローランドさん(2019年3月)
Kaori Nishida

“ホスト界の帝王”と呼ばれるROLAND(ローランド)さんが7月9日、インスタグラムを更新し、自身が運営するホストクラブを閉店することを発表した。

「皆様にご報告です。多少長くなりますがお付き合い頂ければ幸いです」と、切り出したローランドさんは、新宿・歌舞伎町のホストクラブ「THE CLUB」を閉店することを報告した。

新型コロナウイルスの感染拡大が“夜の街”を中心に広がっている状況を受け、「スタッフ達の安全を確保し、かつお客様に喜んで頂けるよう運営する事は困難であると判断した」と理由を説明した。

クラブの閉店について「胸が痛いですが、色々と思い悩み、この様な決断に至りました」と葛藤をのぞかせ、「僕の中でホスト業界への情熱が消えた訳ではありません」「いつか世界が落ち着きを取り戻したら、必ずまたみんなでTHE CLUBをやろう。スタッフにはそう伝えてあります」と再開を誓った。

既に契約済みだった移店先の物件は解約せず、家賃を払い続けるという。

「僕にとって、この物件を手放さない事がホストへの愛情を示す唯一の方法であり、アイデンティティの証明である気がする。今でもホストは僕にとっての全てです」とホスト業への情熱を告白した。

ホスト出身のローランドさんは、接客時にお酒を飲まないなど独自の接客スタイルを貫きながらNo1の座にのぼり詰めた「伝説」の持ち主。

現役引退後は、ホストクラブの運営をはじめアパレル商品のプロデュースなど、実業家として活躍している。2019年には著書「俺か、俺以外か。ローランドという生き方」(KADOKAWA)を出版し、そのポジティブで自信に満ちた言葉の数々が人気を集めた。

「THE CLUB」は、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、4月1日から営業を停止していた。YouTubeチャンネルでは、ローランドさんがホストたちに「閉店」の決断を伝える様子を公開。

「みんなを危険に晒すことはできないという経営者としての判断なので、みんなは責任を持って自分の関連会社で雇用することを約束します」と呼びかけた。

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