7月3日に日本テレビ系『金曜ロードSHOW!』でスティーヴン・スピルバーグ監督のSFアドベンチャー『レディ・プレイヤー1』が地上波初放送されます。
本作の舞台は、貧富の格差が激化し、多くの人々が荒廃した街に暮らす2045年。バーチャル・リアリティの世界「オアシス」に入り、理想の人生を楽しむことが若者たちの唯一の希望となった時代に、「オアシス」の創設者が亡くなったことで、莫大な遺産と、オアシスの所有権をかけた争奪戦がスタート。それに参加する主人公ウェイド(タイ・シェリダンさん)らプレイヤーたちの物語には、1980年代のポップカルチャーへのオマージュが多くみられます。
2018年の劇場公開時、予告編が公開されるたびに膨大な数のキャラクターのカメオ出演が明らかに。
米Wiredのインタビューで、原作者アーネスト・クライン氏は大のポップカルチャー好きで、日本の特撮やゲームなどの愛好家であることを明かしています。
今回は予告編やポスターなどから、そのごく一部をご紹介します。本編を見て、探してみましょう🙌
「俺はガンダムで行く」が注目シーンの一つに
『金曜ロードSHOW!』の公式サイトによると、メカゴジラやガンダム、『AKIRA』の金田バイク、キティちゃんなど日本発祥のキャラクターも登場。
特にフィーチャーされているのはガンダム。森崎ウィンさんは本作でハリウッドデビューを果たし、メインキャラクターの1人を演じました。「俺はガンダムで行く」と宣言するシーンも話題に。
さらにポスターの右上には、対戦格闘ゲーム『ストリートファイター』のリュウの姿も描かれています。
大ヒットした映画のアメコミキャラも
日本でも大ヒットしたDCコミックスの映画のキャラ、ジョーカーやハーレイ・クインのアバターも登場。2020年春に公開された『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』では、ジョーカーとハーレイ・クインが破局した後の物語が描かれましたが、『レディ・プレイヤー1』では2ショットの姿を見ることができます。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のデロリアン
『金曜ロードSHOW!』で6月12日から3週連続放送されていたSF映画の金字塔『バック・トゥ・ザ・フューチャー』からタイムマシンのデロリアンも登場。
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に続いて『レディ・プレイヤー1』が放送されることで、ネットでは「4週連続デロリアンが見れる!」「『金曜ロードSHOW!』の流れがすばらしい』などと話題に。
主人公ウェイドのアバターはデロリアンに乗車してカーレースに出場。『AKIRA』の金田バイクと競争するシーンも注目です。
ビルの上に立つキングコング
そして、そのカーレースの邪魔をするために現れるのが『ジュラシック・パーク』のティラノサウルス・レックス。『ジュラシック・パーク』はスティーヴン・スピルバーグ監督が1993年に映画化し大ヒットした作品。その後のシリーズ作でもスピルバーグ氏は製作総指揮として関わっています。本作では、スピルバーグ監督作のクロスオーバーも見どころの一つです。
また、キングコングは、ゴール間際でカーレースを走るマシーンに次々と襲いかかるという重要な役で登場。ビルの上に立つ様子は、映画『キングコング』でニューヨークのビルに登って大暴れするシーンを彷彿とさせます。
80年代のヒットソングが彩る
サウンドトラックは、ハリウッドを代表する映画音楽の巨匠で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なども手掛けるアラン・シルヴェストリ氏が担当。
また、挿入歌として、80年代のヒット曲が多く使われています。予告編でも印象的に使われているのは、ヴァン・ヘイレンの「Jump」。
そのほかにも、プリンスの「I Wanna Be Your Lover」、ビー・ジーズ「Stayin’ Alive」、ジョーン・ジェット&ザ・ブラックハーツ「I Hate Myself for Loving You」なども本作を彩っています。