国境や言葉の壁を超えて愛されるサッカー日本代表の長友佑都選手が、トルコ1部ガラタサライで最後の練習に参加し、チームに別れを告げた。
クラブの公式ツイッターは7月2日、涙で目を赤く腫らした長友選手が最後の練習に参加する様子を紹介する写真を投稿。これに対し、長友選手が返信するかたちで「僕の心はいつでもガラタサライと共にあります。本当にありがとう」と感謝の言葉をトルコ語でつづっている。
長友選手は2018年1月にセリエAの名門インテルから期限付きでガラタサライに移籍。チームのリーグ連覇に貢献した。
今季でチームを去ることは既定路線だったが、クラブと長友選手のTwitterを見れば、彼がどれだけチームを愛し、チームから愛されていたかがうかがえる。
長友選手は2ショット写真に「頑張れ、息子よ。」とメッセージをつけたファティ・テリム監督のインスタグラムの投稿をシェア。テリム監督を「父」を呼び、「I love you」とコメントした。
最後の練習に臨む長友選手の姿を紹介したクラブの公式Twitterには、その後、長友選手のために作られた動画を投稿した。
サポータのコールやチームの仲間たちからのメッセージとともに、ガラタサライの一員として歩んだ長友選手の姿が映像で映し出される。
おどけたり、真剣な表情で練習したり、優勝カップを手に笑顔を見せたり。仲間とともにくつろいだ様子を見せる食事やトレーニングの様子もーー。短くとも濃密な時間が見てとれる。
「上を向いて歩こう」のBGMや、ラストの「ありがとうございました」という日本語の文字が涙を誘う。
長友選手もトルコ語と英語で「人生で最高の贈り物の一つ」と感動を率直につづった。
さらに2時間後には、日本語でも「歳とったからか涙腺が緩くなってる。。苦笑 こんな嬉しいプレゼントもらえるなんて。 愛が溢れすぎてつらい。。」と感謝と喜びを表現。
「最高の仲間たち」というコメントとともに、オフショット2枚も投稿している。