マイナンバーカードとキャッシュレス決済の普及を目的に、政府が実施する「マイナポイント」の申し込みが7月から始まる。
チャージや買い物で最大5000円分のポイントが手に入るこの制度、申し込み方法や使い方をわかりやすく整理した。
■そもそもマイナポイントとは?
マイナポイントは、マイナンバーカードとキャッシュ決済を普及させるために、政府が実施するキャンペーン。マイナンバーカードを所有する人を対象に、チャージや買い物に対して最大25%のポイントを還元する。
上限は1人2万円のため、もらえるポイントは最大で5000円分になる計算だ。
■申し込みには何が必要?
利用には、当然マイナンバーカードが必要となる。申請は各自治体に対して行うが、交付まではおよそ1カ月かかることに注意が必要だ。(申請方法はこちら)
また、カードの申請か受け取り時に設定した4桁の暗証番号も必要となるため、忘れないようにしておこう。
続いては、マイナポイントの予約をする。スマホの場合はアプリで、PCはこちらのリンクから行える。市町村にも手続きスポットが設置される。
いずれも暗証番号を入力した後に、マイナンバーカードの読み取りをする。読み取りができるスマホは機種に限りがあるうえ、PCはカードリーダーを準備する必要がある。
成功すると「マイキーID」が発行される。ここまでが「予約」作業だ。
7月から始まるのが「申し込み」という次のステップ。これは、自分が使用したい決済サービスとの紐付けを行う作業だ。こちらも、スマホアプリやPCサイトから決済サービスの登録に使ったIDやパスワードなどを入力すれば良い。
対応可能なサービスはここから確認できる。「paypay」「LINEPay」などのキャッシュレス決済から、各種クレジットカード、交通系ICカードにも対応している。
■いつからどう使う?
ポイントがもらえるのは2020年9月1日から21年の3月末まで。
チャージや買い物など、ポイントが付与されるタイミングは紐付けした決済サービスによってそれぞれ異なる。ポイント還元率はいずれも25%で、最大5000円分のポイントがもらえることになる。
一方で使い方もサービスによって異なり、そのまま電子マネーとして使えるものもあれば、交換が必要なものもある。
買い物の履歴などが、政府によって把握されることはないという。