ギタリストのMIYAVIさんが、イタリアのファッションブランドGUCCIがグローバルに展開する「Gucci Off the Grid collection」の広告キャンペーンに起用された。所属事務所のLDHが6月17日に発表した。
日本人がグローバルキャンペーンに抜擢されたのは、1921年の創設以降、およそ100年の歴史の中で初めてとなるという。
サステナビリティ活動を推進するGUCCI
「Gucci Off the Grid collection」は、再生素材、オーガニック素材などの持続可能な原料による素材を使用したコレクションだという。デザインはアレッサンドロ・ミケーレ氏が手がける。
GUCCIは、10年間にわたるサステナビリティ施策「Culture of Purpose」を2017年に発表し、直営事業所とサプライチェーン全体による環境負荷40%削減、温室効果ガス(GHG)排出量50%削減などの目標を掲げている。
環境責任を果たすことを念頭に、使用する素材においても、再生可能なものや環境負荷の少ない代替素材の採用・開発、切り替えなどを推進している。
5人のアクティビストが参加
GUCCIの発表によると、このグローバルキャンペーンには、MIYAVIさんの他、アカデミー賞を受賞した俳優・活動家のジェーン・フォンダさん、環境保護活動家・冒険家のデヴィッド・メイアー・ド・ロスチャイルドさん、グラミー賞を受賞したラッパーのリル・ナズ・Xさん、シンガーソングライターのキング・プリンセスさんが参加している。
MIYAVIさんのコメントは以下の通り。
コロナ、人種差別、難民問題…今、「人と人とのつながり方」そして「地球との向き合い方」を改めて考えるフェーズに来ていると感じます。
今回、そういった世界が抱える問題にファッションの力で向き合おうとしているGucciの皆さんとご一緒できることを光栄に思います。
1月にイタリアでのショーへ出席させてもらい、そこでCEOのマルコ氏、クリエイティヴ・ディレクターのアレッサンドロ氏がクリエイティヴを通じて世界の問題に向き合う姿勢とその強い想いに共鳴しました。
今回の再生ナイロンやバイオベースなど持続可能な原料によってつくられたコレクションも、これからのファッションの在り方として、すごく意義のあるものだと感じています。
音楽家として、被写体として、人道支援活動家としても、ベストを尽くし、務めさせていただきたいと思います。