プロ野球・阪神タイガースの監督や選手らが6月16日、日本高校野球連盟に加盟する全国の野球部の3年生に贈呈するキーホルダーに入れる「甲子園の土」を集めた。
監督や選手・スタッフは、新型コロナウイルスの感染拡大で夏の選手権大会などが中止となり影響を受けた球児らのために、自らの手で土を掻き集めた。
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キーホルダーのための土集めは、夏の甲子園での試合開始や終了を告げる際などに流れるおなじみの“サイレン”を合図に始まった。
矢野燿大監督とコーチ陣をはじめ、ベテランの福留孝介外野手や、糸井嘉男外野手、梅野隆太郎捕手らが参加して土を掻き集めた。
梅野選手は「(3年生の球児たちは)また、いろんな世界で頑張ってくれると思うので、この土(のキーホルダー)を持って出会える日を楽しみにしています」とメッセージを送っていた。
今回参加した選手の中には、高校時代に夏の甲子園に出場経験がなかったものの、その後プロ入りし活躍している選手もいる。
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去年セントラル・リーグの新人最多安打記録を塗り替えた近本光司選手は、「甲子園に出たことがないからさ」と話しながら、袋いっぱいに土を集めていた。
また土集めには、阪神甲子園球場を管理する「阪神園芸」のスタッフらも参加していた。