韓国では6月10日から、新型コロナ感染が広がる危険性が高い施設への入場時に個人情報を記録するQRコードを必ず取得することになった。
QRコードを基盤とした電子出入名簿システムは、全国8種類の高危険施設で義務とされる。8施設のリストは以下の通り。
・ナンパ屋台(店内でナンパし相席可能な飲み屋)
・感性酒店(クラブと居酒屋をミックスしたような形態の店)
・遊興酒店(ルームサロン、キャバクラに相当)
・団らん酒店(カラオケバー、スナックに相当)
・コーラテック(中高年に人気のディスコのような施設)
・カラオケ
・ズンバ、タボ(テコンドーとボクシング、エアロビクスが合わさったエクササイズ)、スピニング(バイク運動)などをする室内の運動施設
・ライブハウスなど室内で立ち見になる公演会場
これらの施設を利用したい人は、まず携帯電話でネイバーなどQRコード発給会社アプリを通し、QRコードの発給を受け、施設管理者に提示しなければならない。管理者は管理者用アプリケーションを設置し、QRコードを認識して訪問記録を作る方式である。
現在、各地方団体を通して把握された高危険施設8種は、全国8万カ所以上に達し、該当施設で電子出入名簿を導入しなかったり、名簿を虚偽またはずさんに管理して摘発されたら300万ウォン以下の罰金刑に値する。事実上、営業中止を意味する集合禁止命令などの行政処分も下される。
利用者の個人情報はどのように管理されるのか。
QRコード発給会社と公共機関の社会保障情報院に分散管理され、疫学調査は必要な時は二つの情報を利用し、識別される予定だと当局は明らかにした。収集された情報は4週間後に破棄される。
しかし、政府は6月30日まで指導機関を置き、現場取り締まりはするが、処罰はしない方針だ。
さらに高齢者など一部の人は、QRコード利用が困難なため、利用を拒否する人がいる可能性が高いことが予想される。その場合は身上確認後、手書きでの名簿作成も可能にする予定だ。
ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。