米スタバ、従業員に「#BlackLivesMatter」 のTシャツ禁止で炎上 ⇨ メッセージTシャツ25万枚を配布

公式サイトに公開した声明では「私たちは傍観者にはなりません。今日ほど、この言葉が真実だったことはありません」と抗議運動への連帯を表明している。
米スターバックスが従業員に配布するメッセージTシャツのデザイン(上)
米スターバックスが従業員に配布するメッセージTシャツのデザイン(上)
時事通信社

世界中で人種差別への抗議運動が広がる中、米スターバックスは6月12日、「#BlackLivesMatter」への連帯を示すためのメッセージ入りTシャツを25万枚、従業員に配ることを決めた。

公式サイトや公式Twitterに掲出されたグラフィックデザインには、反人種差別のスローガン「BlackLivesMatter」の文字とともに、「STAND UP!(立ち上がろう)」「SPEAK UP!(声をあげよう)」「TIME for CHANGE(今こそ変わる時だ)」などのメッセージも。

公式サイトに公開した声明では「私たちは傍観者にはなりません。今日ほど、この言葉が真実だったことはありません」と抗議運動への連帯を表明。メッセージTシャツについて「今回の歴史的重要性を認識するために作られた」としている。

米スタバは6月2日に公式Twitterで「私たちはレイシズムに立ち向かいます。傍観者にはなりません」などと声明を発表。

一方、米ニュースサイト「BuzzFeed News」によると、政治的、宗教的、または個人的な問題を提唱する服装を禁止するドレスコードポリシーに反しているとして、従業員に対して「#BlackLivesMatter」を支持する服装やアクセサリーの着用を禁止していたという。ネットでは不買運動に発展していた。

声明では「みなさんから自分の考えを表現をする方法が必要だと訴えがあった」として、「Black Lives Matter(黒人の命は大切だ)。それは事実であり、決して変わることはありません」と強調。「Tシャツが届くまでは個別のTシャツやピンバッジを着用してもいい」と認めた。

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