お笑いコンビ「アンジャッシュ」の渡部建さんが6月10日に活動自粛を発表した。同日、週刊文春のオンライン版で複数の女性との不倫疑惑を報じられ、所属事務所を通じて事実関係を認めた。
渡部さんが総合司会を務めていたTBS系の情報バラエティ番組『王様のブランチ』は、6月12日の放送回で、番組冒頭、山形純菜アナウンサーが、渡部さんの出演見合わせと、番組の続行を発表した。
渡部さんとともに総合司会を務めていた佐藤栞里さんは「今回からこのようなメンバーでお送りすることになってしまいましたが…」と言うと、声をつまらせた。スタジオのオリエンタルラジオ・藤森慎吾さんと俳優の山本舞香さん、リモート出演のニッチェの江上敬子さんと近藤くみこさんに励まされ、佐藤さんは涙を流しながら「『王様のブランチ』は楽しい情報をお届けする番組です。今週も、テレビをご覧のみなさんが笑顔になれる番組にしたいと思っています。よろしくお願いします」と挨拶をした。
これを受けて藤森さんは、「栞里ちゃんにこんな顔させるんじゃねーよ!…なんだよもう。バカヤロー!」と、渡部さんに向かって訴えた。
12日には、渡部さんの相方、「アンジャッシュ」の児嶋一哉さんがJ-WAVEのラジオ番組『GOLD RUSH』に、渡部さんの代理で出演。渡部さんの不倫報道について、涙ながらに謝罪した。
「調子に乗ってたんでしょうね。仕事もうまく行って、プライベートも順風満帆、天狗だったんですよね。自分を勘違いしてたんですよ」と、渡部さんの日頃の言動を指摘した。
続けて、「浮気した方々だけではなく、スタッフさんや芸人仲間に対する態度、言わせてもらえば、僕に対する態度も、振り返れば、ダメですよ。『お前、なんでそんなひどい傷つくようなことを平気で言うんだ』と。思いやりが、愛がないんですよ、優しさが。だからそういうことになるんですよ」などと述べ、声をつまらせながら、10分以上にわたり渡部さんを叱責し、謝罪した。
児嶋さんは、ラジオ放送後の同日夜10時すぎにTwitterを更新し、「沢山の応援メッセージありがとうございます。頑張ります」と投稿した。
その後、さまぁ〜ずの三村マサカズさんや劇団ひとりさんなどからの励ましのメッセージにも答えていた。