新型コロナウイルスの影響で自宅で過ごす時間が増え、お花やグリーンで生活を彩りたいという人も多かったのでは?
花の国日本協議会が行ったウェブアンケート調査では、おうち時間に「以前に比べて花やグリーンを飾りたくなった」という人は9割に上っています。
一方、「素敵に飾る方法が分からない」「花の扱い方やグリーンの育て方に関する知識がない」と悩む人も多いようです。
「花のある暮らし」をしてみたいけど、手入れができるか自信がない…という人に、オススメのサイトが誕生しました。
日本花き振興協議会が6月10日に開設した、花の初心者向けの特設サイト『はじめて花屋』。さまざまなコンテンツで初心者ならではの疑問や悩みにこたえています。
中でも、初めて花と暮らす時に知っておきたい基礎知識を解説する『#花のABC』には、いざ花やグリーンを飾ろうとした時に初心者が悩みがちなポイントが紹介されています。(以下のポイントは『#花のABC』をもとにまとめたものです)
花瓶の水はどれくらい入れたらいいの?
花瓶の水は半分くらいで大丈夫。ガーベラやヒマワリなど、茎に細かい毛が生えているキク科の花は少なめ。ダリアやデルフィニウムなど茎が空洞の花は、水を多めにあげるのが正解だそうです。
ちなみに、花瓶が汚れているとバクテリアが増える原因になるので、洗剤で洗いましょう。
花瓶にお花を挿す前に…
水に浸かる部分にある葉(下葉)は取り除いておきます。水につかった状態だと、水が悪くなる原因になります。
茎は斜めにカット。この時、切れ味が悪く茎が潰れてしまうと、花が水を吸いあげにくくなってしまうので注意が必要です。
どこに飾ればいいの?
「お花には日光が必要」と思って、気づいたら花がぐったりしていた…という失敗を経験した人も少なくないのでは?
お花は直射日光やエアコンの風が直接当たる場所を避け、涼しい場所に飾るのが正解です。
枯れたお花はどうすれば?
花はエチレンガスが苦手。果物やタバコの煙の近くに花を飾るのは避けましょう。
枯れた花や傷んだ葉からもエチレンガスが発生するので、こまめに取り除きます。
お手入れをもっと簡単に、お花を長く楽しむコツは?
慌ただしい朝、花瓶の水を取り替え忘れてしまった…ということもあるでしょう。切り花専用の栄養剤を使うと、水替えの頻度を3日に1回程度に減らすことができます。栄養がいきわたり、色も綺麗に、大きく咲いてくれる効果も。
水替えの際には、さらに茎をカットする「切り戻し」をすると、花がさらに新鮮な水を吸うことができて長持ちするそうです。
お花は意外と失敗してもリベンジがききます。
ぐったりしてきたお花は短く切って小さな花器に挿したり水に浮かべたりするともうしばらく楽しめます。水替えを忘れたら、思い切ってそのままドライフラワーにしてしまうという手も…(失敗することもあります)。
特設サイト内には、「水やりをサボっても大丈夫な植物」など手入れが簡単な植物などが紹介されたコンテンツもあるのでオススメです。