人気リアリティーショー「テラスハウス」に出演しているプロレスラーの木村花さんが5月23日に亡くなったことを受けて、テラスハウスの元メンバーの水越愛華さんがInstagramを更新。死の直前まで木村さんとやりとりしていたこと、異変に気づき木村さんの自宅に向かったことなどを明かした。また、「表に立つ仕事をしている人もみんな人間」「覚悟が足りない、メンタルが弱いという問題じゃない」と、ネット上での誹謗中傷に対する反論をつづった。
木村さんが亡くなったと見られる夜、ダイレクトメッセージのやりとりで異変に気づいた水越さんは、木村さんの自宅を訪れたのち、病院に向かい「変わり果てた彼女」と面会したという。
「(病院に)向かっている最中、私はどこかで生きているだろうと思い込んでいました」と水越さん。
「何事もなかったとしても抱きしめようと思っていました」「“あなたが、こういう状況になったらいつでも駆けつける仲間がいるんだよ”って ”あなたが自分に傷を付けてもいいのはリングの上だけだよ”って伝えようと思っていました」と振り返る。
「表に立つ仕事をしている人もみんな人間」
テラスハウスを巡っては、出演者に対しての中傷がネットで横行してきた。木村さんに対しても、番組内での言動に対する誹謗中傷が相次いでいた。
水越さんは、自身もテラスハウスに出て誹謗中傷されたといい、「いわゆる有名人には何を言ってもいい、そんな風潮を払拭しなければいけません」と呼びかけた。
「私もテラスハウスに出て、誹謗中傷を受け、傷付きました。その様子も配信されていたので知ってる人もいると思います。”テレビに出てるから仕方ない” ”傷付くくらいなら出るな” ”死ね”、”出て行け”沢山言われました」
「でもね、表に立つ仕事をしている人もみんな、人間なんです。感情があるんです。言葉は本当に、凶器になります。表に出ているから仕方ない、覚悟が足りない、メンタルが弱い。そんな問題じゃないんです」
「もうあなたを傷付ける人はいないよ」
木村さんとの思い出の動画や写真とともに、思いをつづった水越さん。
助けられなかった無念とともに、木村さんを悼んだ。
「どうか、どうか安らかに眠ってください。ゆっくり、休んでね。もうあなたを傷付ける人はいないよ。出会ってくれて、ありがとう。助けられなくて、ごめんなさい。心よりご冥福をお祈りいたします」
木村さんの死因などの詳細は明らかにされていないが、ネット上での誹謗中傷を問題視する声が噴出しており、芸能界などからも多くの人々が声をあげている。