人気リアリティーショー「テラスハウス」に出演しているプロレスラーの木村花さんが5月23日に急死したことを受け、SNSでの誹謗中傷について危機感を募らせる声が高まっている。
タレントの藤田ニコルさんは「芸能人も人間だよ」と投稿。「知らない顔も見えない人に 心ない事言われ 知らない顔も見えない人に 殺害予告されたり 人間がいっちばん怖い生き物だよ」と誹謗中傷へのやりきれなさを綴った。
ダレノガレ明美さんも「テレビやネット配信などに出演すると、少し強気な女の子などは批判されることが多い」と女性の視点でコメントを投稿。「SNSは人を救う場合もあるけど人の命を奪う事もある事を忘れないでほしい。あなたのたった一言で奪われる命があることを」と訴えた。
タレントの最上もがさんは、「本人に直接リプしてないからセーフ、なわけでもない。みんな言ってるから大丈夫って思っちゃうのも恐ろしい」とコメント。
検察庁法改正案について抗議するツイートに賛否が寄せられた歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんも「誹謗中傷を気にするななんて難しいよ。芸能人だって1人の人間だよ」と呼びかけた。
ロンドンブーツ1号2号の田村淳さんは「誹謗中傷して人を貶める。素性もわからない人から心ない言葉を浴びせられるのは、とても耐え難いことです」として、「同じ人間なんだから痛みも同じだよ」とつづった。
自身も度重なるSNSでの誹謗中傷を受けてきた実業家の前澤友作氏は「SNSでの誹謗中傷行為には厳罰を」と持論を展開。「被害者のアクションが全体の抑止力になる」として、今後は自身も「被害届を出す」と表明した。
MLBカブスのダルビッシュ有選手は「残念なことに残念な人たちのせいでまた1人亡くなってしまった。 こうなってからでは遅いってずっと言ってる」と改めて匿名で著名人を誹謗中傷する風潮に警鐘を鳴らし、「立派な集団リンチ」と怒りを込めた。