日本維新の会の梅村みずほ参院議員(大阪府)が、検察庁法改正案を巡る有権者からのメールの一部をTwitterに投稿し、「不幸の手紙を思い出します」などとツイートしたことに、波紋が広がっている。
問題となっているのは、梅村議員が5月17日夜に自身のTwitterに投稿した以下の内容。
足立康史議員もおっしゃってましたが…途端に増えました。
「検察庁法賛成なら次の選挙で対立候補にいれますよ」メール。
中には「今回はあなたに入れてないが今回次第では次の選挙で応援します」という正直な方まで(投票しますとは言わないとこ、ポイントww)
昔流行った不幸の手紙を思い出します。
これに対し、
「メール内容の一部を晒すのは、不誠実では」
「国民の意見を真摯に受け止める気がなく、『不幸の手紙』呼ばわり」
「有権者をバカにしたツイート」
「陳情を何だと思っているのか」
などと批判のコメントが相次いでいる。
「今回の件で、どうしても梅村議員に聞いて欲しいと思った形の願いを踏みにじる行為ではないですか?」とのTwitterのコメントに対し、梅村議員は「本当ですね!少し悲しくなって…逆にメールの送り主さんを悲しませることしてしまいました。気をつけます!」と返信している。
梅村議員は令和元年に初当選し、1期目。
検察庁法改正案を巡っては、日本維新の会の足立康史幹事長代理が5月15日のインターネット番組で、「党内の決裁で賛成の判断になった。付帯決議を取ることとセットで賛成に回る」と発言。党として条件付きで賛成する方針を表明していた。
【UPDATE】2020年5月18日22:30
批判を受け、梅村みずほ議員は5月18日夜、自身のTwitterにお詫び文を投稿。
「『有権者の声を大切にしていない』とのお声にまったくその通りと恥ずかしく思っております」
「類似した内容のメールを同じようなタイミングで多数いただいたのは生まれて初めての経験で、何か作為があるものと身勝手な勘違いをしてしまったがために、お忙しい日々の中で時間を割いてご意見をお寄せいただいた皆様のお気持ちを踏みにじるようなことをしてしまったこと、大変反省しております」などと掲載した。
梅村議員は、メールの差出人の意向などを理由に、問題となった投稿を削除したという。