森雅子法務大臣が5月15日、検察庁法改正案が審議されている衆院内閣委員会に出席した。
松尾邦弘元検事総長らがこの日、黒川弘務東京高検検事長の定年延長への意見書を提出することに対する見解を問われ、森大臣が「真摯にご説明してまいります」と繰り返す一幕があった。
国民民主党の後藤祐一議員が質問した。
森法務大臣は質問に対して「ご指摘の報道は承知しています」と前置きした上で、「改正案について様々なご意見があることは承知しておりますので、引き続き真摯にご説明してまいりたい」と述べた。
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後藤議員は続けて、意見書が提出された後、今日中にコメントを出す約束をするよう求めた。
これに対して森大臣は「ご指摘の報道があることは承知しておりますので、引き続きあらゆる機会に丁寧に真摯にご説明してまいります」と繰り返した。
さらに後藤議員が「意見書が届いたら本日中にコメントいただけるということか」と問いただしたが、明言を避けた。
「ご指摘の報道があることは承知しております。仮定の質問になかなかお答えすることはできませんが、いずれも真摯にご説明を申し上げるという姿勢は変わりなく続けていきたいと思います」