お笑いコンビ・爆笑問題の太田光さんが5月12日深夜、自身がパーソナリティを務めるTBSラジオ『火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ』で、Twitter上で話題となった検察庁法改正案に対する抗議について触れた。
抗議に賛同するツイートをした歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんに一部の人から批判の声が上がったことに対し、きゃりーさんを擁護した上で独自の見解を語った。
太田さんは番組冒頭から、検察庁法改正案への抗議に俳優やアーティストなど多くの芸能人が賛同したことに触れた。
5月10日に470万回以上呟かれてトレンド入りした「#検察庁法改正案に抗議します」とツイートし、抗議に賛同した歌手のきゃりーぱみゅぱみゅさんについて、「なんかつぶやいたら炎上しちゃったらしいじゃん。『政治に口出すな!』って言われちゃって、かわいそうだよな」と振り返り、「きゃりーぱみゅぱみゅだって、納税者でちゃんと税金払ってるんだから、政治に口出したっていいじゃねえか」と語り、国民の3大義務である“納税”をしている時点で、政治に対して意見を発信する権利があるとの見解を語った。
さらに、政治評論家の加藤清隆さんがTwitterで、きゃりーさんに対して「歌手やってて、知らないかも知れないけど、検察庁法改正案は国家公務員の定年を65歳で揃えるため。安倍政権の言いなりになるみたいな陰謀論が幅をきかせているけど、内閣が検察庁を直接指揮することなどできません。デタラメな噂に騙されないようにね。歌、頑張って下さい」と特定の“職業”について触れながら反論したことにも言及。
太田さんはこれに対し、「ひどいこと言うよなあ。なんでダメなんだよなあ」と疑問を呈した上で、「『投票行け行け』って言うくせにさ。『政治に参加しろ』って言ってるくせに、『お前は歌だけ歌ってろ』ってひどいじゃないか。ひどい話だよ。誰だっていいじゃねえか」と怒りを露わにしていた。
きゃりーさんは、検察庁法改正案への抗議に賛同し呟いたツイートを11日に削除すると同時に、賛同した意図とツイートを削除したことへの真意を説明。
削除の理由を「(ファン同士で)コメント欄で激論が繰り広げられていて悲しくなり消去させて頂きました」とした上で、「私も自分なりに調べた中で思ったのは 今コロナの件で国民が大変な時に今急いで動く必要があるのか、自分たちの未来を守りたい。自分たちで守るべきだと思い呟きました」と抗議に賛同した意図をつづっていた。