Twitterは様々な新機能をテストしており、「嫌がらせの可能性あるリプライ前に再考を求める」など公式にアナウンスされる分もありますが、ひそかに実験されているものもあります。
そうした新要素の1つとして、コメントつきリツイート数の表示をテスト中の手がかりが発見されたと報じられています。
アプリ・セキュリティ研究者Jane Manchun Wong氏は(おそらくアプリのリバースエンジニアリングにより)Twitterがコメントつきでリツイートされた回数を示すカウンターをテストしていることを発見しました。現在のリツイート数カウンターとは完全に独立したかたちで、つぶやき下の同じ行に「Retweets wiith comments」として表示されていることが確認できます。
さらにAndroid版Twitterアプリではリツイート表示ページにタブが設けられ、コメントがあるものとないものを別タブに仕分けする実験もしているもようです。
一般にリツイートされたからと言って相手が肯定的に受け取っているとは限らず、中でもコメント付きは否定的なニュアンス、あるいはもの申す意見を含むこともあり、ユーザーからも別々に知りたいとの要望があったのかもしれません。
上述したとおりTwitterは常に多くの新機能をテストしており、記事執筆時点では正式版に反映されるかどうかは不明です。同社は新型コロナ禍のなか、「5Gでコロナウイルス蔓延」陰謀論の削除など対策に追われていることもあり、気長に待つとよさそうです。
Source: Jane Manchun Wong(Twitter)
(2020年5月10日Engadget 日本版「Twitter、「コメントつきリツイート数カウンター」をテスト中」より転載)
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