韓国の女性アナウンサーのイム・ヒョンジュが、メディアで横行する「女らしい」「男らしい」という表現について、疑問を呈した。
4月29日、MBC「ラジオスター」に出演したイム氏。自分の性格を「言いたいことは絶対に言うタイプ」と断った上で、番組の途中で「さっきから本当に言いたいことが多かった」と話を切り出した。
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番組の男性司会者、キム・グラ氏らが驚いて「言いたいことがあるなら言って」と応じると、イム氏は「なぜこんなにも『女らしい』『男らしい』という言葉をたくさん使用するのか?」と質問した。
イム氏は、そうした表現は「(特定の性別に対する)偏見をしょっちゅう作り出す。ただ『君らしい』『魅力がある』とすればいのに」と指摘した。
キム・グラ氏は、すぐにそれが正しい指摘であることを認めた上で、今後は「直していく」と答えて頭を下げた。
些細なことに思えるかもしれないが、「女らしい」「男らしい」「女はピンク」「男は青」など、旧時代的な性別固定観念が込められた表現は、幼い頃から自然と学習され、後日、性差別や女性嫌悪的認識に影響を与えることがわかっている。
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オーストラリアで男女平等教育を目指す団体、「アワーウォッチ(Our Watch)」のディレクター、カーラ・グリーソンは、ハフポスト韓国版の取材に対して「子どもが選択できるようになる前に、全般的に『男は、女は無条件に〜であるべき』という考え方に晒されると、性別固定観念が生まれる」とし、「そのような環境に育った子どもたちの行動には、数多くの限界ができる」と伝えたことがある。
ハフポスト韓国版を翻訳・編集しました。