人と人の接触を避けるため、PCR検査といった医療現場や飲食店などでドライブスルー方式が採用されている。
デンマークやドイツでは、スルーではなくドライブイン方式で音楽ライブが開催された。
ドライブイン式ライブをしたのは、デンマーク出身のシンガーソングライターのマッズ・ランガー氏。
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MIKKEL BERG PEDERSEN via Getty Images
Forbesによると、ランガー氏はデンマークのオーフスに野外ステージを設営し、ステージ前に整列駐車した参加者に向けて演奏。演奏はFMラジオを通じて車内に届けられ、参加者はクラクションを鳴らして盛り上げた。
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さらに、Zoomを活用して参加者との交流もした。
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MIKKEL BERG PEDERSEN via Getty Images
ライブは4月24日に開催された。ドライブイン方式での開催を周知したのはその6日前だったが、500枚数のチケットが完売したという。
ランガー氏はステージ上から「たくさんのライブで演奏してきたが、こんな形は初めて」と語りかけていたという。
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ソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つため、車と車の間にスペースを空けて駐車された。
またドイツ・デュッセルドルフでも4月30日、音楽フェス「Big City Beats World Club Dome」がドライブイン式で開催。
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暗闇の中、会場に詰め掛けた車がペンライト代わりにハザードランプを点滅させ、光のステージが出来上がった。
DJやMCの呼び声に合わせて、一斉にクラクションを鳴らして応えるシーンもあった。
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新型コロナウイルスの影響で、ドイツやデンマークでも音楽イベント延期・中止を余儀なくされている。