新型コロナウイルス感染症の治療薬として効果が期待されている「レムデシビル」について、菅義偉官房長官は4月28日の定例会見で「間も無く薬事承認が可能になる」との認識を示した。
会見での菅官房長官の発言によると、レムデシビルはエボラ出血熱の治療薬として開発された。ウイルスの増殖を抑制する効果が認められたため、新型コロナウイルス感染症の治療薬としても期待されている。日本やアメリカが中心となり、3月23日から国際共同治験を実施しているという。
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NHKによると、加藤勝信厚生労働大臣は4月28日、レムデシビルについて、緊急の際に審査を大幅に簡略化できる「特例承認」と呼ばれる制度を活用する方針を示している。特例承認は海外で販売が認められていることなどが条件となっており、アメリカやドイツなどで承認が検討されているという。