「このままの自分たちを誇ろう」勝間和代さんが東京レインボープライドにビデオメッセージ

「私たちは私たちのままで完璧なわけです。だからこのままで自分たちを誇っていきたいと思います」
勝間和代さん(2018年9月)
勝間和代さん(2018年9月)
時事通信社

4月25日に始まった「東京レインボープライド(TRP)」に、経済評論家の勝間和代さんが「私たちは私たちのままで完璧」とビデオメッセージを寄せた。

東京レインボープライドは日本で最大級のLGBTQイベント。新型コロナウイルスの影響で、2020年は毎年行われている代々木公園でのイベントが中止となり、初めてのオンライン開催となっている。

勝間さんは2016年に初めて、TRPに参加。2018年にバイセクシュアルであることを公表した。

4月25日に行われたトークライブで放送されたビデオメッセージの中で、勝間さんは2016年にTRPに参加するまでは「本当に自分が1人だと思っていましたし、人に言ってはいけないと思っていましたし、自分にとってマイナスの要素でしかなかったんですよ」と告白。

そして2018年のカミングアウト後の心境の変化について、「自分の自然体の一部としてみなさんに受け入れてもらって、自分の人生が急にふわっと軽くなった気がします」と語った。 

「あなたたちは1人じゃない。私たちは1人じゃない。みんなと横つながりになって、自分たちはこのままでいいんだ、(このままで)認められる存在なんだということが分かると、これからがとても楽しくなると思いました」 

勝間さんは初参加した2016年のTPRについてブログで「本当にコソコソ見に行った感じだった」と明かしている。2020年はビデオメッセージで登場することになり、「感慨深い」と語った勝間さん。最後はこう結んだ。    

「私たちは私たちのままで完璧なわけです。だからこのままで自分たちを誇っていきたいと思います」   

2020年、世界的に流行した新型コロナウイルスは、LGBTQコミュニティにも大きな影響を与えています。「東京レインボープライド」を始めとした各地のパレードはキャンセルや延期になり、仲間たちと会いに行っていた店も今や集まることができなくなりました。しかし、当事者やアライの発信は止まりません。場所はオンラインに移り、ライブ配信や新しい出会いが起きています。

「私たちはここにいる」――その声が消えることはありません。たとえ「いつもの場所」が無くなっても、SNSやビデオチャットでつながりあい、画面の向こうにいる相手に思いを馳せるはずです。私たちは、オンライン空間が虹色に染まるのを目にするでしょう。

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