ロックバンド・toeが主宰するライブハウス支援プロジェクト「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」が立ち上がった。全国120以上のライブハウス、70組以上のミュージシャンが参加している。
「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」では、特設サイトに登録された全国のライブハウスの中から、自分が応援したい会場のECストアを選択し、音源データへのアクセス権をダウンロード購入することで各店を直接支援することができる。価格は500円、1000円、2000円、5000円、10000円の5種類から選べ、どこのストアでどの値段で購入しても商品内容自体は同じ。
このプロジェクトに賛同した約70組のミュージシャンが提供した楽曲データを、2020年6月末日まで、好きな時に聴いて楽しむことができる。東京事変、the HIATUS、NUMBER GIRL、石野卓球、Gotch、ceroなどの豪華アーティストが、未発表曲や新曲のデモ、ライブ音源など、レアな楽曲を提供している。
4月19日15時すぎに、本プロジェクトのTwitterアカウントから告知がされると、9000以上リツイートされ、1万1000以上の「いいね」がされている（4月20日11時現在）。
また、参加しているミュージシャンもそれぞれのSNSなどで、提供した楽曲について紹介している。
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、公演を開催できずに困窮するライブハウス。多くの店舗が「このままではあと数カ月もたない」と、その危機的な状況について訴えており、実際に閉店するライブハウスもでてきている。
これまでも、クラウドファンディングやYouTube配信での投げ銭などを通して、それぞれのライブハウスが支援を募ってきたが、今回はミュージシャンと連携し協力体制を組んだことで、全国のライブハウスにこれまで以上の支援が行き届くことになるのではないだろうか。
TwitterやInstagramなどでは、音源をダウンロード購入した人々から、その充実した内容に、喜びと驚きの声が広がっている。
「MUSIC UNITES AGAINST COVID-19」声明文
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、公演を開催できずに困窮するライブハウス。多くの店舗が「このままではあと数カ月ももたない」と、その危機的な状況について訴えており、実際に閉店するライブハウスもでてきている。クラウドファンディングやYouTube配信での投げ銭などを通して、それぞれのライブハウスが支援を募っているが、今回はミュージシャンと連携し、協力体制を組んだことで、全国のライブハウスにこれまで以上の支援が行き届くことになるだろう。TwitterやInstagramなどでは、音源をダウンロード購入した人々から、その充実した内容に喜びと驚きの声が広がっている。
新型コロナウイルスの流行に伴い布告された政府からの自粛要請により 3月初旬から日本国内ほぼ全てのライブハウスは営業を行うことができていません。2020年4月18日現在、依然、収束の目処は立っておらず、営業再開まで暫く時間がかかりそうです。国や自治体等公共機関からの融資緩和政策、補償の話も少しずつ出てきてはいますが 日々、唯一の収入源であるライブが開催できない現状において、 これから先すぐ、金銭的に困窮する店舗が多数にのぼると予想されます。
僕たちバンドをやっているもの全てがライブハウスで演奏してきました。
今後、どのくらいの期間でこのウイルス流行が収束するのか、現時点では誰にもわかりませんが もし、また以前ように人々が集まってライブが行えるような世の中になった時、ライブハウスが無くなってしまっていたら、僕達はどこで演奏すればいいのでしょうか。今、ライブハウスを支援する手助けを行うことは、僕達バンド活動をしている自分自身を救うことにもなるという想いで、このプロジェクトを発起しました。
僕らが直接オファーできる範囲で声を掛け、約70ほどのバンド、ミュージシャンの皆さんが賛同し、無償での楽曲提供に応じてくれました。ひとつのバンドでやれること、ひとつのバンドでしかやれないことはありますが 今回、団結することで、更に大きな支援の手助けができるのではないか
MUSIC UNITES AGAINST COVID-19
音楽を好きな人が集まり、バンドが演奏する。ライブでしか得られない何か。
そういうものが今後、無くなってしまうことは、僕には耐えられないのです。
このサイトを見てくれた皆さんにもそういう気持ちに共感してもらえることを信じています。
2020年 4月18日
toe 一同
協力
CIDER inc. ・LIVE HOUSE FEVER・SIMONE INC. ・STORES.jp, Inc.・POWER GRAPHIXX inc.