新型コロナウイルス感染拡大は、アニメ業界にも大きな影響を与えている。「ポケットモンスター」や「プリキュア」シリーズ、「デジモンアドベンチャー」など人気アニメの多くが、放送の延期を発表した。
プリキュアが放送延期 「安全対策に最大限の配慮」
ABC・テレビ朝日系で放送中の「ヒーリングっど プリキュア」は4月20日、公式サイトで、第13話以降の放送を延期すると発表した。
理由については、「新型コロナウイルス感染症に対する安全対策に最大限の配慮をするべく」としており、4月26日からは過去に放送した回を再放送するという。
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ポケモン 「一部の制作作業を見合わせる」
また、テレビ東京の人気アニメ「ポケットモンスター」も新型コロナウイルスの影響により、最新話を放送延期に。
「安全に十分配慮した上での番組制作を行うため、 一時的に、一部の制作作業を見合わせることにいたしました」と報告している。
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「デジモン」や「ワンピース」も
フジテレビで放送中のアニメ「ワンピース」と「デジモンアドベンチャー:」も、放送の休止が決まった。
「ワンピース」は休止の間、「ワノ国編」を再放送するという。「デジモンアドベンチャー:」は、4月26日から当面の間、「ゲゲゲの鬼太郎」(第6期)を再放送するとしている。
「3密」になりやすい制作現場... ファンから心配の声
新型コロナウイルス感染予防のためには、「密閉、密接、密集」の「3密」を避ける必要があると言われている。
アニメの制作現場ではこの「3密」の状況に陥りやすく、ネット上では、アニメファンや声優ファンから不安視する声が広がっている。
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声優界から新型コロナウイルスの感染者も出ており、4月10日には、アニメ「けものフレンズ」に出演した声優の山下まみさんが新型コロナに感染したと発表した。