新型コロナウイルス感染症による死亡リスクは高齢者が最も高い。しかし、それより若い患者でも、ーそして持病がなくとも、重症化や死亡することがある。
ワシントンポスト紙によると、アメリカでは少なくとも759人の50歳未満の感染者が、新型コロナウイルス感染症によって亡くなっている。そのうち少なくとも45人は20代で、少なくとも190人は30代だったと報じている。
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また、20代未満でさえ、少なくとも9人が亡くなったという。
同紙は、州によっては新型コロナウイルスによる死者の年齢を提供していないため、実際の若者の死者数はこれよりも多いだろう、と述べている。
専門家たちはアメリカの若者に対し、新型コロナウイルスのパンデミックを軽視しないよう、繰り返し警告してきた。「若いからといって、無敵ではありません」と米国立アレルギー・感染症研究所のアンソニー・ファウシ所長は3月に語っている。
CDC(米国疾病予防管理センター)の以前の分析で、アメリカの若者は入院者の中で、かなり多くの部分を占めていることが分かった。20歳から54歳の患者が、病院での治療を必要とする患者の38%のを占めていた、と3月に発表している。集中治療室に入った患者では、分かっている121人のうち、48%が65歳未満だったという。
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同紙によると、新型コロナウイルス感染症によって入院した多くの若者は、高血圧や喘息などの持病があったが、一部の若者は以前になんの健康の問題もなかったという。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。