慶應大学病院(東京新宿区)は4月6日、研修医18人が新型コロナウイルスに感染したことを公式サイトで明らかにした。
研修医のうち40人は禁止されていた会食を行なっていて、病院側は「医療者として許されぬ行為」だとコメントしている。
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■対策とっていたが...
慶應大学病院では、3月31日に研修医1人の感染が判明。同じ病院の研修医99人に対してPCR検査を行なったところ、18人が陽性だった。18人は入院している。
病院が接触者を調べたところ、研修医40人が会食を行なっていたことがわかった。病院側は研修医の修了式を集合する形で行わないほか、懇親会も行わないよう注意喚起するなどの対策を取り、会食も禁止としてきた。
病院側は会食が行われたことを行政側に報告したとし、「患者さんを守るべき医療者として許されない行為であり、医師としての自覚が欠如していたと言わざるを得ません。初期臨床研修医の指導を行う大学病院として今回の事案を大変重く受けとめております」 とコメントしている。
また、会食に参加していない研修医も検査で陽性となったといい、さらに接触者の調査を進めている。