アメリカで新型コロナウイルスへの対策によって、影響を受けていない国民は殆どいないだろう。ハフポストとYouGovの共同調査によると、87%の国民が自宅待機するよう努力しており、89%が日常に何らかの影響を受けていると回答している。
世論調査の中で、アメリカ中の人々に新型コロナウイルスの感染拡大がどのように彼らの日常に影響したかを質問した。影響の深刻さには大きな差が見られた。予定変更やストレス増加をうったえる人たちや自身や家族の健康に不安を感じている人たちから、影響により失業した人もいる。また、死を嘆いている人もいる。
以下、返答の一部を紹介する。(文法や明確さ、長さのために少し編集され、翻訳されています)
アラバマ州:
「私の息子は3週間前に検査を受けたが、まだ結果が来ない」43歳女性
アリゾナ州:
「新型コロナのせいで、息子の2人は失業している」75歳女性
「お店で何も手に入らない」35歳女性
アーカンソー州:
「免疫障害があるため、隔離の必要がある」39歳女性
カリフォルニア州:
「フリーマーケットを開いたりして追加収入を得ていたのに、それができなくなった」68歳女性
「1番下の娘は高校最後の年の大事な時を逃し、1番上の娘は大学に行けなくなった」51歳女性
コロラド州:
「夫は雇用されたが、仕事を開始できずにいる」34歳女性
「もう3週間も外出していない」48歳女性
フロリダ州:
「身内が、危険に面しながらも患者の検査を行っている」78歳女性
「働けないから、請求書も払えないし、食べ物も日用品も買えない」45歳女性
「ローリングストーンズのコンサートチケットがあったのに、延期になった」55歳女性
ジョージア州:
「収入の半分を失い、孤独を感じていて、精神的に悪影響となっている」18歳女性
「4週間外出しておらず、隣に住む息子はその間に1度しかうちに来ていない」73歳女性
イリノイ州:
「感染から脱出するため、シカゴから避難した」54歳女性
「妻と私の場合は軽い影響。妻は多発性硬化症なので注意しなければいけない。加えて、小さい子どももいる」36歳男性
「私が勤務する学校が休校になった。私の姉妹は新型コロナに感染している可能性がある。私の州では屋内退避勧告が出ていて、病院への通院予定も一部キャンセルになった」37歳女性
「ロックダウンになっていて、私のいる介護施設の部屋を出たのは、タバコを吸うときだけ」50歳男性
「単発の仕事とお金を失い、家でとても退屈にしている」62歳男性
アイオワ州:
「免疫系が悪いので、お店に行けない」53歳女性
「高齢のため、食料品や必需品を買いに行く術がない」68歳女性
ケンタッキー州:
「息子や娘たちみんな、仕事から解雇された」40歳女性
「勤務時間が減った。一家に一台しか車がなく、2人がまだ仕事をしていて3人の子どもが家にいるため、スケジュールの変化への調整に苦労している」31歳女性
「祖父母が武漢にいる。人種差別」18歳女性
ルイジアナ州:
「仕事も車も見つからない」18歳女性
ミネソタ州:
「商売は閉店、病気の友達もいる、病院勤務の友達は個人防護具なしで働いている」53歳男性
ミシシッピ:
「一部のクライアントが失業し、支払ってもらえない」27歳女性
モンタナ州:
「孫娘や他の家族たちに会えずに寂しい」74歳女性
ネブラスカ州:
「私は教師だが、授業はオンラインでなければならない。夫もまたオンラインで教えており、子どもたちもオンラインで勉強している」44歳女性
ネバダ州:
「近くにいない家族のことが心配。いろんなものの不足や自分のことが心配。高齢でリスクも高い。大統領はは一貫性がなく信用できず、それも不安だ」
ニュージャージー州:
「現在働いていない。看護師の娘にも会えない。彼女は私が病気になるのを恐れて家に来ないから」54歳女性
「救急救命士の友達が感染した」46歳男性
「ニュースは1日中この話ばかりで、多くの恐怖とパニックを引き起こしている」65歳男性
ニューヨーク州:
「夫が私に外出させてくれない。今は彼が食料品を買いに行っている。リスクは私と同じなのに!」
「私は助産師。自分と患者への感染リスクは、今までのやり方を大きく変化させた。州の規定によって夫は今仕事がない。娘のプレスクールは閉園。様々な特別なイベントを家族と共に過ごせない」33歳女性
「妻も僕も新型コロナウイルスに感染している」41歳男性
ノースカロライナ州:
「不安がひどい」31歳女性
「不可欠の業務とされているため、勤務先であるAutoZone(車のパーツや備品を販売している店)に出勤すると、少ない人数の客が必需品を買いに来るだけ。店内の『社会的距離』もほぼ冗談レベルで、ほんの一部の人しか従ってくれない」58歳女性
オハイオ州:
「私の仕事は『不可欠』だが、日々感染のリスクがある」62歳男性
「叔母の葬儀に参加できない」48歳男性
オレゴン州:
「フィットネスジムに行けない」58歳男性
「ボランティア活動や、外でライブミュージックを聞きに行けない」69歳男性
「友人を亡くした」49歳女性
ペンシルバニア州:
「勤務時間が減ったため、給料も減った。感染を防ぐため、ライドシェアの仕事も辞めたので、さらに収入が減った」42歳男性
「不動産屋が閉まっているので、新居に入居できない」56歳男性
「介護施設から外に出ることができない」86歳女性
「今日やっと検査が受けられた。とても体調が悪い」45歳女性
サウスカロライナ州:
「私は外食が多いが、レストランが閉まっている」57歳男性
テキサス州:
「息子はホームレスのための一時的住居で他の300人と共に生活しており、外部からの人との接触もある。とても危険だ」72歳女性
ユタ州:
「母がハイリスクなので、数週間在宅待機している。父は殆どの時に在宅勤務が可能だが、食料の備蓄はしている。ウイルスを家に持ち帰るのが怖く、私は新たな仕事を探せない。父も以前より勤務時間が減り、私たちの家計はとてもきつくなっている」
バージニア州:
「自宅待機でおかしくなりそう」40歳男性
ワシントン州:
「毎日家にいることに慣れていない」73歳女性
「規制によって、移動できず、新たな孫息子に会うこともできない」64歳男性
「友人が新型コロナウイルスで亡くなった」62歳男性
ウエスト・バージニア州
「解雇された」58歳男性
ウィスコンシン州:
「自分が感染し、それによって父が死なないかとの不安をなくす為、仕事を辞めた。父はガンから寛解中だ。僕はオンラインで授業を受けなければならないが、家でコンピューターのスピードが遅い」20歳男性
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。