世界に新型コロナウイルス感染が広がる中、ローマ教皇フランシスコが、雨に濡れた無人のサン・ピエトロ広場で祈りを捧げた。
礼拝は3月27日にバチカン市国のサン・ピエトロ広場で行われた。ウルビ・エト・オルビの祝福の祈り(ラテン語で「ローマと世界へ」を意味し行う祝福で、通常クリスマスとイースターに行われる)を大観衆を前に行うのとは違い、ローマ教皇はもう1人からの手助けのみで行った。手助けを行った人もその後、ローマ教皇から数フィート距離を置いた。
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「パンデミック渦中の異例の祈り」と題された祈りの写真や動画は、Twitter上で「心に残る」「心を打つ」「感動的」という声が上がった。
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これらの写真が映し出す光景は、過去のローマ教皇の通常のウルビ・エト・オルビの祝福の祈りとは全くもって対照的だ。
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ローマ教皇は礼拝の中で、新型コロナウイルスのパンデミックを「人々を不安定にし混乱させる」が「みんなが同じボートに乗っている」として、「予期しない乱気流」にたとえた。
新型コロナウイルスは、世界で70万人以上が感染し、3万人以上の死者を出し、(米ジョンズ・ホプキンス大学、3月30日朝時点)世界の人口の5分の1がロックダウンの状況にある。イタリアでも、すでに1万人以上の死者が出ている。
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ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。