滞在先のオーストラリアで新型コロナウイルスへの感染が判明し、治療を受けていた俳優のトム・ハンクスさんが3月29日、Twitterを更新。妻のリタ・ウィルソンさんとともにアメリカに帰国したと報告した。
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ハンクスさんはTwitterで「私たちは家に帰ってきました。他のアメリカに住む人たちと同じように、家にこもってソーシャル・ディスタンシングを行っています」と明かした。ソーシャル・ディスタンシング(social distancing)は、感染拡大を防ぐために周囲と距離を取ることだ。
さらに「オーストラリアで私たちの世話をしてくれた方々に感謝します。彼らのケアと指導によってアメリカに戻ることができました。そして、回復するよう祈ってくれたみなさんにもお礼を言いたいです。私もリタもとても感謝しています」と綴った。
夫妻は、バズ・ラーマン監督がメガホンを取るエルビス・プレスリーを題材にした映画の撮影でオーストラリアに滞在。体調不良で新型コロナウイルスの検査を受けたところ陽性だったと3月12日にTwitterで明らかにし、「2人とも疲れを感じ、風邪をひいたようでした。体のあちこちに痛みも感じていました。リタは寒気と、少し熱もあるようでした」と症状を説明していた。
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ハンクスさんはその後、オーストラリアで隔離されて生活している間もSNSを更新。
3月15日に「自分自身や周囲の人をいたわろう」と呼びかけた投稿では、独特の味で知られるオーストラリアの発酵食品「ベジマイト」をパンに塗った写真を添えるも「塗りすぎ」と多くの指摘を受けるなど、投稿のたびに話題になっていた。