マスク不足にどう対応する?安倍首相「介護施設や学校に布マスク。急激な需要に対応する鍵となる」(新型コロナ)

「例年を大幅に上回るマスク需要があって供給が追いつかず、不便をかけている」と釈明した。
安倍首相
安倍首相
KAZUHIRO NOGI via Getty Images

安倍晋三首相は3月28日、記者会見を開いて新型コロナウイルスに対する経済対策などを説明した。

会見では、買い占めが相次ぎ、品不足になっているマスクについて質問が及んだ。

安倍首相は、助成金によるマスクの生産増加や、高齢者施設や学校に対して布製マスクを配る方針を語った。

安倍首相はまず「8割近くを中国に生産を依存していた」と説明。

助成金などを活用し国内生産の増加に取り組んでいるとして、「3月は6億枚、4月には7億枚と平年の需要を上回る量を供給する」と語った。

一方で「例年を大幅に上回るマスク需要があって供給が追いつかず、不便をかけている」と釈明した。

必要性の高い施設として、医療機関用には1500万枚以上を確保し、北海道などの一部の自治体にすでに配布。来週までに全ての都道府県に行き渡らせる方針だという。

加えて、全国の介護・高齢者施設に対してや、小中高が再開した場合には、布製のマスクを3、4月中に配布すると説明。

「洗剤で洗えばもう一度使えます。使い捨てではなくて、何回も使うことができるので、急激な需要の拡大に対応する鍵となる」と語った。

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