東京パラリンピックの延期は「絶対に正しいこと」IPC会長が声明で評価

パラリンピックが2021年に開催された暁には「大会が、人類が再び一つに集うという目覚ましい世界的なセレブレーションとなる」と期待した。
国際パラリンピック委員会のアンドリュー パーソンズ会長
国際パラリンピック委員会のアンドリュー パーソンズ会長
Jörg Schüler via Getty Images

今夏の開催を予定していた東京オリンピック・パラリンピックの1年程度の延期が合意されたことを受けて、国際パラリンピック委員会のアンドリュー パーソンズ会長が公式サイトで声明を出した

IPC statement on Tokyo 2020 Paralympics postponement from IPC President @parsonsandrew

“Postponing the Tokyo 2020 Paralympic Games as a result of the global COVID-19 outbreak is absolutely the right thing to do.

— Craig Spence (@craigspence) March 24, 2020

新型コロナウイルスの感染拡大の影響を踏まえて、「絶対に正しいことだ」と決断を評価した。

パーソンズ会長は声明で「健康で安心な人々の生活は最優先事項で、このパンデミックの中でスポーツイベントを開催するのは不可能だ」と指摘。

「この感染症の拡大を抑えるためにあらゆる措置を講じることが不可欠だ」と、開催延期の合意を支持した。

世界中で感染者が増え続け、世界で封鎖状態になっている都市がたくさんある現状に触れて「東京オリンピック・パラリンピックの今年の開催はありえない。延期が唯一の合理的な選択肢だ」と強調した。

延期の決断により、パラリンピックに関わる人やパラアスリートにとって「前例のない困難の時に、自分の健康や安心や、安全に過ごすことに注力できる」と評価した。

東京オリンピック・パラリンピックが2021年に開催された暁には「大会が、人類が再び一つに集うという目覚ましい世界規模のセレブレーションとなる」と期待した。

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