「僕を笑い者にしてください」デーブ・スペクターさんが3.11にツイート

毎年「オチのない」ツイートが温かい。
デーブ・スペクターさん
デーブ・スペクターさん
時事通信フォト

タレントのデーブ・スペクターさんは毎年、3月11日前後に東日本大震災に思いを寄せたツイートをしている。2020年も午前6時半ごろに投稿し、話題となっている。

 「9回目の3月11日がやってきました」から始まるツイートでデーブさんは犠牲者の冥福を祈り、被災者や福島第一原子力発電所で働く作業員、さらに新型コロナウイルスの感染拡大に影響を受けている日本人全体に呼びかけた。

「ささやかですが、僕を笑い者にしてください。ユーモアがあれば、電気がなくても世の中を明るくできます」

そして最後は「すみません、オチはありません」と締めくくった。

9回目の3月11日がやってきました。亡くなられた皆さまのご冥福をお祈りします。被災地の方々、フクイチの作業員、そして、新型コロナに脅かされてる日本の皆さん。ささやかですが、僕を笑い者にしてください。ユーモアがあれば、電気がなくても世の中を明るくできます。すみません、オチはありません。

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 10, 2020

 デーブさんは普段、ダジャレやオチのあるツイートをすることが多いが、東日本大震災に思いを寄せたツイートは、毎年「オチがない」のが特徴だ。

震災の翌年、2012年からのツイートを振り返ってみよう。前向きで愛とユーモアのある投稿に、元気をもらえるかもしれない。

【2012年】

僕は大好きな日本が元気を取り戻す日までクールギャグを続けるつもりです。少しでもクスッとして頂けたら嬉しいです。犠牲者の方々のご冥福と、被災地の一日も早い復興を、心からお祈りいたします。

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 10, 2012

【2013年】

あの3月11日から丸2年が経ちました。犠牲者のご冥福と被災地の復興をお祈りいたします。少しでも笑顔がこぼれるように僕はこれからもギャグをTweetするつもりです。例え笑い者になっても、それで日本が明るくなるなら嬉しいので。

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 10, 2013

【2014年】

あの日からちょうど3年。僕は被災地の皆さんのことを一日も忘れたことはありません。そして日本がますます大切な存在になっています。皆さんさえ良ければこれからも一緒に歩いていきたいです。すみません、特にオチはありませんm(_ _)m

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 11, 2014

【2015年】

3月12日になりました。昨日は僕にとっても忘れることの出来ない日でした。お亡くなりになった方々のご冥福と、被災された全ての皆さんの心の傷が癒えることをお祈りしていました。そして、今日も福島第一原発で作業して下さっている皆さん、ありがとうございます。特にオチはありませんm(__)m

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 11, 2015

【2016年】

東日本大震災から5年。僕がツイッターを始めたのは、被災者の皆さんに少しでも笑顔になってほしかったからです。今日も福一の現場では、作業員が一所懸命働いています。全員に笑顔が戻るまで、僕はクールギャグをつぶやき続けます。すみません、オチはありません。

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 10, 2016

【2017年】

また3月11日がやってきました。僕は被災地の方々や原発事故の処理を続けている皆さんのことを忘れたことはありません。大好きな日本が笑顔で溢れるなら僕は喜んで笑い者になります。すみません、オチはありませんm(_ _)m

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 11, 2017

【2018年】

また3月11日になりました。僕の心はいつも日本の皆さんの元にあります。ユーモアがあれば原発がなくても世の中を明るくできます。辛い時や苦しい時は僕を笑いものにしてください。すみません、オチはありませんm(_ _)m

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 10, 2018

【2019年】

あの日から8年が経ちました。それからも、日本各地で自然災害が相次ぎ、いまだに苦しんでいる方もたくさんいると聞きます。被災者の皆さん、辛いことがあったら、遠慮なく、僕を笑い者にしてください。僕の心は、いつも皆さんと共にあります。すみません、オチはありません。

— デーブ・スペクター (@dave_spector) March 10, 2019

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