新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府は全国の小中高などを一斉休校するよう要請した。イベント開催についても、この2週間は控えるよう求めている。
せっかくの休日も、レジャー施設の臨時休館やイベントの中止で行く先もなく、不要不急の外出は避けるよう求められ気軽に外にも出られない。
美術館や動物園、お花見など、通常はリアルの場で体験・鑑賞するレジャーの中には、オンラインで楽しめるものもある。自宅での過ごし方の参考として、例を集めてみた。
美術館・博物館
オンライン美術館「HASARD」は、ネット上でアート鑑賞を楽しむことができる。
公式サイトによると、ゴッホなど世界的な画家や現代の作家、一般の人の作品を集めた展示をしている。
HASARDはまた、新型コロナウイルスの影響でアートやデザイン系の卒業展示が中止になっていることを受けて、サイトを卒業展示の場として無償で提供すると表明。Twitter上などで希望者を募っている。
Googleが提供する「Google Arts & Culture」では、世界中の文化遺産をオンラインで紹介する目的で、連携している1200以上の代表的な施設やアーカイブが鑑賞できる。
作品そのものをオンライン上で高画質で鑑賞できるだけでなく、Googleストリートビューを駆使して、実際に施設内を歩いて鑑賞しているような体験もできる。
日本では東京国立博物館や岡山県倉敷市の大原美術館などが鑑賞でき、大英博物館など世界的な施設も含まれている。
動物園
動物園でも臨時休園が相次いでいるが、動物たちの様子をLIVE配信している施設もある。 淡路島に生息する野生のニホンザルと触れ合うことができる「淡路島モンキーセンター」は、YouTubeで飼育している猿の様子を生配信している。
静岡市の日本平動物園は開園しているが、2月29日から3月15日の期間、園内イベントを中止にした。飼育しているホッキョクグマの様子をLIVE配信している。
お花見
3月後半ごろからお花見シーズンを迎える。
現地に行けなくても、花見スポットに設置されたライブカメラなどで桜や開花の様子を確認できる。もちろん実際のお花見よりも見劣りはするが、雰囲気だけでも味わいたいという人は試してみるのも手だ。
花見スポットが川沿いの場合、自治体が河川用に設置しているライブカメラを活用する手もある。
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