フリーキックのチャンス。キッカーがボールをおいて蹴る準備をしていると、とんでもないスピードでオーバーラップした「プレイヤー」にボールを奪われた。
それは敵でも味方でもなく、ピッチに乱入したワンちゃんだった。
トルコ・プロサッカーリーグの2月16日の試合で起きた出来事だ。 ロイター通信などがその瞬間の動画をTwitterに投稿すると、「可愛すぎる....」「これぞまさにフットボールだ」などと反響が広がっている。
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「フリーキックは俺が蹴る」
そう言わんばかりにボールを奪うと、一向にボールを離さなかった。 近寄ってきた選手に渡さないよう、前足を器用に動かして見事なボールさばきを披露した。
だがほどなくして選手に囲まれ、ボールを抱えて死守しようとしたが、くしくも奪われてしまった。
未練がましくピッチに居残っていたが、選手がボールをピッチの外に投げ出すと、その行き先へと猛烈なスピードで追いかけピッチを去った。
その後も、ピッチ脇でボール遊びに興じるワンちゃん。 試合が再開すると、近くに転がってきた試合球をまた奪おうとした。
パキスタンのARY NEWSによると、見かねたホームチームの選手に抱きかかえられ、あえなくピッチの外に「退場」となった。
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ロイター通信は、ワンちゃんのボールさばきにテレビ解説者も称賛したと伝えた。