トランプ大統領は2月4日(アメリカ現地時間)、アメリカ連邦議会で一般教書演説を行なった。
一般教書演説とは、大統領が1年を振り返り、これから1年の施政方針を示す演説。今回の演説のテーマは「偉大なアメリカの復活」とし、経済政策などの実績をアピールした。一方、自らの弾劾については触れなかった。
演説が終わると、民主党のナンシー・ペロシ下院議長が、手元にあったトランプ氏のスピーチの原稿を破った。
彼女が原稿を破り、目の前に立っているトランプ氏の後ろでその紙を置く一方、トランプ氏はスタンディングオベーションを誇らしげに受け止めた。
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その後、記者にその行動の意図を問われると、ペロシ氏は「他の方法もありましたが、これが一番丁寧でした」と答えた。
議場での2人は、スタートから険しい関係だった。ペロシ氏が握手しようと伸ばした手をトランプ氏が拒み、逆にペロシ氏はトランプ氏の紹介の際に称賛の言葉を全く添えなかった。
通常、議長は「ここにアメリカ大統領をみなさんに紹介することを誇りに思います」と言うところを、ペロシ氏は「議員の皆さん、アメリカの大統領です」と短い言葉で紹介した。
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民主党議員の中には、トランプ氏の演説の途中で退場する議員もいた。
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。