1974年に約345ドル(約3万7000円)購入し、一度も使っていないというロレックスの時計。
持ち主の男性は、オークション番組で鑑定額を伝えられ、地面にひっくり返った。
「40万ドル(約4330万円)の価値があります 」
話はそれだけでは終わらなかった。
話題となっているのは、1月27日に放送された「Antiques Roadshow」。
全米各地を回って、アンティーク品を査定するオークション番組だ。
今回の舞台は、ノースダコタ州のウエストファーゴ。
ゲストの男性は、持ち寄ったロレックスの時計について説明を始めた。
空軍の任務でタイに駐屯していた1974年ごろ、手が届く値段のロレックスの時計を購入したが、一度も使わなかった。
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基地の売店を通じて注文し、値段は10%割引で約345ドル(約3万7000円)。男性の当時の1カ月分の給料に相当する額だった。
男性は、任務が終わると別の時計を購入し、ロレックスの時計は金庫にしまった。そこからおよそ40年の月日が経ったという。
鑑定人によると、男性の時計は1971年製。モデルが「限りなく希少」として、このタイプの時計が40万ドルの価値があると伝えた。
鑑定人は驚きで倒れこむ持ち主にこう伝えた。
「大丈夫ですか。倒れないで。話はまだ終わってませんから」
鑑定はまだ終わっていなかったのだ。
モデルの貴重さに加えて、一度も着用しておらず、箱や保証書がきれいに残されていることに触れて、「オークションで50万ドル〜70万ドル(5410万円〜7580万円)の値打ちが付くでしょう」と伝えた。
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男性は、驚きを通り越してただただ笑うしかなかった。「信じられない...」と言葉を失った様子だった。