モデルで俳優の水原希子さんが1月21日、自身のTwitterで「悪質な人種差別、在日コリアンに対するヘイトに心が痛みます」と訴え、ヘイトスピーチへの対策を求める署名キャンペーンに賛同を表明した。
Advertisement
水原さんはTwitterで、「どこに生まれても私達はみんな同じ地球人。以下のキャンペーンに賛同をお願いします!」と綴った上で、「『在日コリアン虐殺宣言年賀状』に対して、国と市に緊急対策を求めます!」という署名キャンペーンのリンクをシェアした。
水原さんがシェアしたキャンペーンとは何だったのか?
このキャンペーンは、外国人人権法連絡会が1月20日に立ち上げたもの。
キャンペーンは、安倍晋三首相、森まさこ法相、福田紀彦・川崎市長、山田隆・川崎臨港警察署署長の4人に宛てられている。
外国人人権法連絡会によると、年が明けた1月6日、川崎市の多文化交流施設『川崎市ふれあい館』に、「謹賀新年 在日韓国朝鮮人をこの世から抹殺しよう。生き残りがいたら残酷に殺して行こう」と書かれた年賀状が届いたという。
同館をめぐっては過去にも「朝鮮へ帰れ」との差別的な表現を含む脅迫電話がかかるなど、ヘイトスピーチがあったとしている。
Advertisement
同会は『年賀状』として送られた葉書について、「これはヘイトスピーチ・ヘイトクライムであり、絶対に許してはなりません。2016年7月相模原市で起きた障がい者多数殺傷事件のように、実際に暴力犯罪が行われる危険性も看過できず、国と川崎市は犯罪抑止、市民の安全確保に全力をあげるべき」と強調した。
その上で、政府と川崎市に対しては、ヘイトスピーチ・ヘイトクライムを決して許さないと声明を出すことを求めたほか、警察には犯人逮捕に全力をあげることなどを求めている。
署名キャンペーンは、22日午前の時点で4000人以上が賛同している。