メジャーリーグ初の常勤女性コーチが誕生 SFジャイアンツ

歴史的に男性スタッフにより支配されてきたメジャーリーグだが、少しづつ女性の雇用を進めている。
サンフランシスコ・ジャイアンツのキャップ
サンフランシスコ・ジャイアンツのキャップ
ASSOCIATED PRESS

米メジャーリーグのサンフランシスコ・ジャイアンツは1月16日、新シーズンに向けてコーチ陣を確定したと発表した。その中で、メジャーリーグの歴史上で初の女性の常勤コーチが誕生した。

ジャイアンツはマネージャー、ゲイブ・キャプラー氏のもと、アシスタント・コーチとして、マーク・ホールバーグ氏と、アリッサ・ナッケン氏を雇用した。

「アリッサとマークはこの組織の中で高く評価されています。今後、彼らが同チームの『勝利への組織作り』に貢献してくれることを、嬉しく思っています」とキャプラー氏は声明で述べた。

ナッケン氏はサクラメント州立大学のソフトボール選手として、4度全米学生優秀選手に選出された。その後2014年にジャイアンツの野球運営部門にインターンとして勤務を始め、現在はチーム初の社員リソース・グループの議長を務めている。

メジャーリーグは、歴史的に男性スタッフにより支配されてきたが、少しづつ女性の雇用を進めている。2011年には、ジャスティーン・シーガル氏がクリーブランド・インディアンの春練習でピッチングし、メジャーリーグのチームのバッティング練習で投げた初の女性となった。その後2015年には、彼女はオークランド・アスレチックスの教育リーグのゲストコーチとして雇用され、メジャーリーグのチームでの初の女性コーチとなった。

2019年にも、メッツでは女性を野球運営アドバイザーに、ヤンキースではマイナーリーグの打撃コーチに雇用するなど、女性の活躍の場が少しづつ広がり始めている。

ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。

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