英王室・ヘンリー王子の妻のメーガン妃がディズニーと契約したことが分かった。イギリスのメディア『The Times』などが1月11日に報じた。
『The Times』によれば、ディズニーと契約したメーガン妃は今後アニメーションの吹替に従事し、その仕事で得た収入はアフリカの慈善団体でゾウの保護活動などを行う『Elephants Without Borders』に寄付するという。
2017年にヘンリー王子と婚約し翌18年に結婚式を行ったメーガン妃は、結婚前は女優として活躍。人気の海外ドラマ『SUITS』で、レイチェル・ゼイン役を演じたことでも知られる。
ヘンリー王子夫妻は1月8日、公式インスタグラムで“シニアメンバー”と呼ばれる主要王族の立場から退くことを発表したばかりだ。
「何ヶ月もの熟考と議論の末に」出したという声明では、夫妻は、一家でイギリスと北米(カナダ)を行き来しながら生活し、エリザベス女王を今後も支えていく一方、「王室から財政的に自立する」と表明。
さらに、「我々家族が、この先計画している新たなチャリティ活動の基盤を築くなど、次のチャプターに進むことを可能にしてくれる」と綴っていた。
オーストラリア紙『The Sydney Morning Herald』は、ヘンリー王子夫妻は、エリザベス女王をはじめ他の王室メンバーに事前に相談することなくこの発表を行ったと報じている。
メーガン妃がディズニーと契約が結んだ背景には、同夫妻が“シニアメンバー”と立場から退くと決定した事が少なからず影響しているとみるのが自然かもしれないが、ディズニーはこの契約についてまだ正式にコメントなどを公表していないという。
この契約は、声明で夫妻が言及していた「王室から財政的に自立する」という意思の表れなのだろうか。
主要王族の立場からの“引退問題”をめぐっては、エリザベス女王は13日、ヘンリー王子と父・チャールズ皇太子、兄・ウィリアム王子をそれぞれサンドリンガムの邸宅に招いてヘンリー王子夫妻の今後について話し合う機会を持つという。