1月13日は成人の日。
日本各地の自治体がこの日に合わせて、成人式を開くのが恒例となっています。
ひとえに成人式と言っても、時代や地域、国、職業などでさまざま。
1970年代の時代を感じる成人式の様子から、南極で迎える新成人の様子、アトラクション要素満載の式典まで、成人式の写真を集めてみました。
1970年代は...
1970年1月15日。成人の日を記念した「青年のつどい」に当時の皇太子ご夫妻(現在の上皇ご夫妻)が出席され、お祝いの言葉をかけています。「青年のつどい」は例年開催され、皇太子さまが祝辞を述べるのが恒例だったようです。2枚目は1972年1月15日で、成人代表が誓いの言葉を述べる場面です。
人文字で成人を表現するケースもありました。1967年1月14日には、成人を迎えた東京消防庁の職員が「成人 1967年」と描いています。1978年には、警視庁に勤務する新成人らが110番の人文字を描くこともありました(2枚目)。
あんな場所やこんなところでも..
仏教を色濃く反映した成人式もあります。京都市東山区にある浄土宗総本山知恩院が主催する、系列の仏教大や短大などの学生を対象に集団成人祝賀式です。写真は1995年1月20日。この祝賀式は現在でも行われています。
変わったケースでは南極で「成人式」をあげる新成人も。
新成人を迎えた南極・南極観測船「しらせ」の乗員は、昭和基地で船をバックに記念写真を撮影しました。
アトラクション要素満載の成人式
自治体ごとに祝い方はさまざまです。地域内にある目玉スポットを生かして、アトラクション要素満点の成人式を開くところもたくさんあります。
東京都練馬区ではとしまえん内で式が開かれ、式典後に新成人がジェットコースターなどを楽しむ姿が恒例となっています。
山形県朝日村の成人式。こちらは2000年の写真で、1月ではなく8月に開かれ、式典の後に新成人がバンジージャンプに挑戦しています。
もともとバンジージャンプが、南太平洋の島で成人の儀式として行われていることにちなんで、1995年から続けられてきたそうです。
バンジージャンプといえば、日本一の高さを誇る竜神大吊橋がある茨城県常陸太田市でも、今年が新成人がバンジージャンプで抱負を絶叫する様子もありました。
そしてお馴染み。千葉県浦安市のディズニーランド成人式。説明いらずですね。日本で一番有名な成人式といってもいいでしょう。
海外の成人式
日本以外にも目を向けると、韓国でも成人式が開かれ、日本で晴れ着や袴を着るように、伝統衣装に身を包んで成人を祝う文化があるようです。成人の日は英語では「Coming Of Age Day」と表現されます。