1日11日に投開票された台湾総統選で、史上最多の得票で再選を果たした蔡英文氏がTwitterで「Thank you, Taiwan.(ありがとう台湾)」と感謝を示した。
総統選は民進党の蔡英文氏と、最大野党の国民党・韓国瑜高雄市長の事実上の一騎打ち。一国二制度のもとに台湾統一を図る中国への距離感などが争点となっていたが、中国との統一を拒否する蔡氏が817万票超え(得票率約57.1%)で圧勝した。
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蔡氏は、再選が決まった後、中国、英語、日本語の3つの言語で勝利を報告した。
日本語の投稿では「もっとも大切にしているのは、一個人や政党の勝ち負けではなく、民主主義の勝利です」と強調。「今日も、すべての台湾人と一緒に民主主義を享受できることが、私にとって最大の誇りです」と喜びを共有した。
続く投稿で、選挙結果に表れた民意を踏まえて「不動の心で困難を乗り越え、そして、同様に台日の絆を深めていきたいです!」と意気込みをつづった。
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英語の投稿では、蔡氏再選に祝辞メッセージを投稿したアメリカのマイク ポンペオ国務長官とジョー バイデン前副大統領に謝意を示した。アメリカとの協力関係を改めて誓った上で、「選挙結果が示しているように、台湾の人たちの自由や民主主義、人権への決意は揺らぐことはない」とつづった。