昨年大みそかの『第70回NHK紅白歌合戦』の平均世帯視聴率が2日、同局より発表され、関東地区では前半(後7:15~8:55)が34.7%(前回37.7%)、後半(後9:00~11:45)が37.3%(前回41.5%)だったことがわかった。関西地区では前半31.9%(前回35.2%)、後半36.2%(前回40.5%)だった。
実施本部長の二谷裕真氏は、司会について「3年連続総合司会の内村光良さんは今回もコントやダンスに大活躍、4年ぶり3回目の紅組司会の綾瀬はるかさんは、明るく元気よく、ちょっぴりひょうきんに紅組をもり立て、2年連続の白組司会・櫻井翔さんは、安定の司会力で番組全体をリードしてくれました。予想通り、節目の紅白にとって最強の司会陣だったと思います」と総括。
歌唱シーンも「夢のコラボレーションや最新技術を駆使したAR(拡張現実)の世界など、紅白でしか見られない数々の特別演出をお楽しみいただきました。竜に乗って登場した氷川きよしさん、憧れのKISSと共演したYOSHIKIさん…。松任谷由実さんがラグビー選手たちの思いを乗せて切々と歌えば、ビートたけしさんはご自身に重ねた夢のあとさき歌い上げました。そして竹内まりやさんが、普遍のテーマ『命の尊さ』を歌を通して伝えました。数々のシーンが、多くの視聴者の皆様の心に響いたと思います」と振り返った。
2020年への橋渡しとして、『紅白』では16年から19年まで「夢を歌おう」というテーマを4年計画で掲げた。その最終年として嵐と米津玄師のコラボでNHK2020ソング「カイト」も初披露された。二谷氏は「『夢を歌おう』、“ひとまず”完結です。これからも紅白は、皆様の夢を歌で応援していきます。今年も、たくさんの『夢』が叶いますように…」と期待を寄せた。