ある女性カップルのウェディングの計画が台無しに...。しかし、心優しい友人や見知らぬ人たちが力を合わせたことで、特別な日となった。
12月13日、アンバー・プライラーさんとケイト・マングさんが、アメリカ・サウスカロライナ州のビーチで、4人の子供たちと数人の友人に囲まれた小さなウェディングを計画していた。しかし、寒さ・強風・強雨の悪天候に見舞われてしまった。計画を変更し、滞在していたホテル内で挙げようとしたがホテル側は対応できず、カップルは落胆し、どうすればよいかわからずにいた。
そんな中、友人の1人が「近くのスターバックスで挙げよう」と提案。なぜなら、カップルの2人はスタバでお互いバリスタとして働いていて知り合ったからだ。実際、ウェディングに来ていた友人の数人もスタバのスタッフだった。
「基本的に、ウェディングの参加者はスタバでの仲間、仲の良い友人、フォトグラファー、そして私たちの子供たちだったんです」とプライラーさんはハフポストに話した。「だから、近くのスタバで短い式を挙げさせてもらえるか問い合わせるのは、理にかなっていました」
スタバでプライラーさんのマネージャーをしている友人がいくつか電話をし、マウント・プリーサントにある店舗のマネージャーのベン・ペインさんと連絡が取れた。
「ペインさんは、喜んで手助けをしてくれる、そして1時間ほど欲しい、と話してくれました」とプライラーさんは話す。
「もうみんな諦めかけていたんです。せめて、ホテルが空いている会議室でも使わせてくれると思っていたから。でも結局、それはこの大計画の一部にはなりませんでした」
そして、スタバの店舗でマネージャーをしているペインさんの電話での会話の一部を聞いていたのが、そこで働いていたメリッサ・ビグナーさん。なんと、地元のウェディング・マガジンでエディターをしており、自ら手助けを名乗り出た。
スタッフが家具を移動し、フロアを掃除し、クリスマス・デコレーションを下げる間、ビグナーさんはイベントプランナーをしている友人に電話をし、バージンロードの絨毯やマクラメ編みの装飾などを手配した。そしてビグナーさんの車に置いてあったバリ風アンブレラも、当日の悪天候に対応し、会場をお洒落に変えた。そしてもう1人のバリスタのエルフィー・キャッセルさんは式中の音楽のため、帰宅してチェロを取りに行った。
そしてどうにか、全てが形になった。美しく変わったカフェの一部で、2人の新婦は誓いを交わした。
「これらの人たちは私たちと会ったことさえないのに、私たちのウェディングを救うために手を尽くしてくれました」とマングさんは話した。
「彼らの手助けのおかげで、私たちの人生の中で一番マジカルな日が実現しました。それは私たちにとってかけがえのないことです」
挫折はあったけれど、友人や見知らぬ人たちの助けによって、2人は忘れられない1日を過ごすことができた。
「すべての偶然がうまく合わさったんです」とマングさんは話す。「私たちの親友と、スタバの素晴らしい仲間たちのおかげで、本当に今までで最高の1日となりました」
2人の素敵な写真はこちら↓
ハフポストUS版の記事を翻訳・編集しました。